敵の核武装宣言に合わせて国情院を解体する文政権

日付: 2017年12月01日 00時00分

 現職大統領が違憲的に弾劾された政変が発生して1年、大韓民国はロウソク革命という民衆革命体制変革勢力によって国家のアイデンティティが急速に変わっている。法治が破壊されるのを見て、多数の国民の不安と落胆に落ちている。
文在寅・ロウソク政権の正体は主思派・民衆革命政権だ。1980年代に主思派親北勢力量産の中心だった全大協が大韓民国の操縦桿青瓦台を掌握した。収賄事件で先週、辞任した政務首席の後任に、任鍾晳秘書室長と同じ全大協出身の韓秉道が任命されたのが文政権の本質を物語る。
クーデターで権力を簒奪した文在寅・主思派政権が邁進してきた目標は、大韓民国の国体変更だ。特に、北の労働党の赤化工作に対抗して韓国の自由民主体制を守る要である国情院の解体は致命的だ。
国家保安法廃止と国家情報院解除を主張してき丁海龜が積弊清算という名目で国家情報院の解体を指揮し、李明博と朴槿惠政権9年間の国情院長4人を全部逮捕させた。金正恩が「核武力完成を宣言」した日、国情院の解体を発表させたのは、まことに悲痛なことだ。国防部は一線部隊の戦闘力補強を名分に国軍機務司令部の解体まで検討中という話まで聞こえてくる。
金正恩がついに「核武力完成」を宣言したこの決定的安保危機の中、韓国はただ漂流している。ロウソク・主思派政権は、安保は放置し、抵抗勢力に対する無慈悲な粛清、平壌側との連邦制のための体制変革作業のみ没頭してきた。彼らは来年、大韓民国の建国理念を変える憲法改正を進めている。韓国の経済力の土台も、彼らの反企業路線で急速に崩壊している。
大韓民国の建国理念自由民主を否定する勢力の狂乱は、韓国社会を恐怖の中に荒廃させている。文在寅は反大韓民国歴史観を持つ朱鎭五教授を国立歴史博物館長に任命した。
反大韓民国勢力は、成功的に韓国の歴史を破壊している。「慰安婦少女像」は、文在寅の庇護の下、全国各地に建てられているが、朴正熙大統領は生誕100周年になっても、彼の記念館の中にも建立が許されない。朴正熙大統領が日本軍慰安婦より劣るということか。
政権の走狗になった法務部は、年末の特赦のための資料収集のため、済州海軍基地とサード反対、密陽送電塔、龍山火事惨事、セウォル号暴力集会などで処罰された者たちの司法処理の状況を把握するよう一線の検察庁に指示したという。ロウソク勢力は、民労総の暴力示威を主導した韓サンギュンもちろん、内乱扇動で服役中の李石基まで釈放を要求している。
李石基を2回も赦免させた文在寅は、憲裁によって解散された統進党に愛情を持っていた。統進党解散に唯一反対した憲法裁判官の金二洙を憲法裁所長に指名したほどだ。野党が指摘するように、職業示威屋を特別赦免することは、法治無力化と国家公権力の解体に準ずる事態だ。
文在寅集団は、憲法に違反して韓米同盟の敵である中国に安保を譲歩した。韓国は建国以来最も孤立している。韓国の安保と統一問題を、米国大統領が心配する状況だ。
沈在哲国会副議長が文在寅政権の法治破壊行動を厳重に警告し、一切の違法措置を直ちに中止するよう要求した。沈副議長は自由韓国党(野党)に、文在寅大統領などを内乱罪と国家機密漏洩罪で直ちに刑事告発するよう促した。文在寅政権が司法まで掌握した状況で、法治守護のための立法機関の首長の一人が声を出したのは、法治回復の可能性を示すことであり、もことに幸いなことだ。
安保と法治回復のための闘争に国民は立ち上がるのか。ただ傍観しては自由を求めて走った兵士に銃撃を浴びせた独裁体制の犠牲になるだけだ。自由民主の国体が護れる時間があまり残っていない。


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