民団東京、70周年祝う

首都本部としての歩み新たに 
日付: 2017年10月12日 00時00分

多数の来賓出席、活動を評価

 民団東京地方本部の70周年を記念する式典が7日、都内のホテルで開かれた。民団中央や傘下団体、日韓親善協会などから約500人が祝賀にかけつけた。空襲で破壊された東京で産声を上げ、民団中央と足並みをそろえて地域同胞の権益擁護や韓日友好のために活動してきた民団東京。功労者や協力者への謝意を示すとともに、今後の発展を誓った。
約500人が集まった記念式典のもよう
 金秀吉団長から始まったあいさつは、来賓紹介や功労者への表彰も含め、1時間半に及んだ。70年の歴史を誇る地方本部。それも首都東京の組織であることを、端的に示すシーンだった。
これまでの歩みについて金団長は「決して平たんではなかった」と振り返り、支部によって民団東京が支えられてきた点などを強調した。
民団東京は1947年2月に結成された。前年10月に今の民団中央の母体となる在日本大韓民国居留民団が結成された直後にできた、地方本部の一つだ。東京本部に先立ち、23区のうち14区が三つの連合支部(現在は21支部)を結成しており、金団長が強調するように、支部が先立って生まれたのが東京本部だ。
式典には多数の来賓が出席し、民団東京のさらなる発展を祈った。
公明党の高木美智代・前衆議院議員は、祖国の発展のために民団が多くの貢献をしてきたことなどに言及。近年ではヘイトスピーチ規制対策法の成立に影響を与えたことなどを指摘した。民進党の白眞勲参議院議員は、元在日ならではの経験を踏まえ、就職や年金などの差別を、民団が先頭に立って克服してきたと評価。一方、昨今は排外的風潮が目立つと述べ、さらなる民団の役割に期待を寄せた。
地元の東京都議会からは、各会派の代表が演壇に立った。都民ファーストの会都議会団の石毛しげる代表は、地元・立川で行われている高校生の交換留学で、民団とともに仕事をしてきたエピソードを披露した。
都議会民進党の中村洋幹事長は「民団が80年、90年、100年と発展していくことを願う」とエールを贈った。共産党都議団の徳留道信政策調査副委員長は、これまでの民団の活動に敬意を示し、在日外国人の地方参政権獲得などに尽力していくと述べた。東京日韓親善協会連合会の保坂三蔵会長は、民団東京との連携の強さを強調。「ともに未来志向で」との考えで一致していると語った。


閉じる