「超格差リーディングバンク」目指す

グローバルとデジタルを追求
日付: 2017年03月15日 14時26分

 7日に就任した新韓銀行の魏聖昊銀行長は、ユニークな就任式を行った。銀行本店20階の講堂で、行員を前に大画面を使ったプレゼンテーションを行ったのだ。魏銀行長はそこで、新韓が前進するためのビジョンを提示した。キーワードは「超格差のリーディングバンク」。魏銀行長は就任式直後の記者懇談会で「デジタル時代は、先に進んだ者がすべてを持っていく時代」と指摘。「(他行と)『超格差』の銀行でなければリーディングバンクの地位を維持できないと思う」と述べた。
ビジョンを語る魏銀行長
リーディングバンクの定義について、「ただ純利益が1位なのではなく、顧客のニーズに合わせたプロセスと対応が早く、従業員の質が他行よりも優れていると評価される銀行」と述べた魏銀行長は「『やはり新韓だな』と他行がベンチマークする銀行」と付け加えた。魏銀行長は「超格差」に向けた二つの道としてグローバルとデジタルを掲げた。
記者懇談会で行われた魏銀行長との質疑応答は次のとおり。(ソウル=李民晧)

 ――「超格差」リーディングバンクについて。
「デジタル時代は、とにかく超格差の時代です。先行した人がすべてを持っていく時代、超格差がなければリーディングバンクの地位を維持できないでしょう。銀行業自体、低金利時代では収益確保は難しい。新しいモデル、収益源を見つけるために悩んでいます。今は韓国だけがいい悪いではなく、米国、中国などの外部環境を注視し、そこで適切な策を用いなければなりません。将来の糧は、グローバルとデジタルです」
――リーディングバンクとは。
「単に純利益の多い会社がリーディングではありません。8年連続で利益が1位だからリーディングなのではなく、新韓は、アクティブなシステムや従業員の質が他行に秀で、従業員は顧客のニーズに合わせてプロセスを変え、バックアップが早いという評価を受けています。先制的に打って出るこのような面こそ、リーディングバンクとして主眼を置くところです。顧客が『やはり新韓だ』と感じ、他行がベンチマークしようと思う銀行がリーディングバンクなのです」
――ビッグデータを活用した事業計画について。
「銀行のさまざまな分野でデータを活用しようと思います。顧客営業、人事、管理部門などでデータを活用し、生産性を上げたいです。ビッグデータシステムを構築する必要があるでしょう。銀行はいいデータをたくさん持っています。顧客が2000万人に、900支店の職員は1万人いる。データマネジメントのニーズが高まっているだけに、データをベースにしたデジタルプラットフォーム、人工知能(AI)を活用したシステムなど、各部門で必要なものを作っていきます」
――魏聖昊時代のグローバル新韓の海外進出戦略は。(新韓銀行は、韓国の銀行の中で唯一、日本やベトナムでの現地法人化に成功するなど、グローバル化を積極的に進めている)
「前任の趙鏞炳会長内定者が、”領土”を広げてくれました。そこでどのように収益をあげ、成功モデルを作るかが私の役割です。日本やベトナム市場では期待どおりの成長と収益をあげており、このような地域をもって発掘していこうと考えています。インドネシア、インド、米国法人も本格的に収益を出しはじめました。これらの国でも現地化に成功し、ベトナムや日本式と同じ成功モデルを作っていきます。また、アジアの有望市場に注目し、現地に有望な物件があればM&Aを推進し、もし経営権の確保が難しければ持分投資するなど、さまざまな海外進出戦略を試みようと思います。現在、銀行全体の収益における海外ポーションは12%。これを早期に20%に上げたいと思います。期間を設定するのは難しいですが、2020年を目標とします」


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