韓日米3カ国の外務次官が10月27日、都内で対北対応などについて協議した。韓国からは外交部の林聖男第1次官らが出席。外務省の杉山晋輔事務次官、米国務省のトニー・ブリンケン副長官らと意見を交換した。
3代表は、核実験を行った北韓に対する国連安保理決議採択に向けて連携していくことを確認。名指しは避けたものの、中国に配慮しつつ進める姿勢も示した。また、北韓への圧力を強化していくことでも意見を一致させた。
協議を終えた代表は、安保理決議の採択を進めるとの考えだけでなく、独自制裁についても言及した。
ブリンケン氏は「われわれは、すでにある制裁決議に加え、独自の制裁も行っているが、さらなる別の手段も検討している」と述べ、米高官が北の核廃棄は難しいとの趣旨を明らかにしたことについては、引き続き圧力を強めていくと強調した。
林聖男次官は協議に先立って杉山次官と会談し、両国関係の発展と韓日慰安婦合意履行の重要性について話し合った。