北韓が進める核武装に対し、韓国軍は攻撃ミサイルと情報収集力の強化に動いている。複数の韓国メディアが報じている。
まずは長距離空対地ミサイル「タウルス」の追加導入だ。韓国空軍の主力戦闘機F‐15Kに搭載されている同ミサイルは、射程距離500キロで、北韓のほぼ全域をカバーする。弾頭は地下の施設も攻撃できるように貫通力を高めてあり、有事の際に首脳部や核関連施設を攻撃できるという。
早期警戒管制機「ピースアイ」の追加導入も検討されている。韓国軍はすでに4機の同型機を運用しているが、防空識別圏の拡張や対北情報収集能力の向上のために2機の追加導入を決めた。
移動式発射台を攻撃するための精密誘導爆弾を新たに導入する計画もあるという。ただ、いずれの装備も実戦への投入には時間がかかるとみられている。