北の漢方薬から検出

基準上回る重金属
日付: 2016年07月13日 12時35分

 北韓の外貨獲得源の一つになっているのが漢方薬品だ。しかし、健康補助をうたう北韓製の漢方薬から、あろうことか人体に有害な重金属が検出されたことが明らかになった。
連合ニュースによると、海外に流通している北韓の健康食品など13種類の成分を分析した結果、漢方薬「安宮牛黄丸」など10種から重金属の水銀、ヒ素、鉛などが検出された。重金属は最大で基準値の20万倍以上に達したという。
強心・沈静効果がうたわれる「牛黄清心丸」からも、基準値の3万倍を超える水銀などが検出された。一方、効能をもたらす牛黄や麝香が含まれていないことも韓国側の調査で明らかになった。こうした漢方薬は類似のものが各国で売られているが、重金属汚染が発覚したのは北韓製のものだけだという。
日本の業界関係者は、汚染源は植物由来ではないかと推定する。日本と韓国は医薬品には同じ基準を適用しており、仮に北韓が韓日どちらかから原料を輸入しているのであれば基準値を超えることはありえないと説明する。土壌が重金属汚染されている可能性があるとのことだ。


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