拉致被害者を返し、核開発中止を

セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」
日付: 2016年01月02日 11時12分

 家族会、救う会、拉致議連が主催する国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」が12月11日、都内で開かれた。日本人拉致問題の解決に向け、北にどう圧力をかけていくか、各分野の専門家が意見を述べた。

救う会の西岡力会長(写真右)と高忠義氏

 第1部では、「金正恩の4年を検討する」との題で自由北韓放送の金聖〓代表が講演を行った。金代表は、韓国をはじめとする国際社会が金正恩のさらなる「失敗」を誘発すれば、北の住民が立ち上がる可能性があると指摘した。
 第2部では、「新たな圧力手段としての朝鮮総連問題」と題して、救う会の西岡力会長やジャーナリストの惠谷治氏、本紙論説主幹の洪熒氏らが登壇した。登壇者の一人で、昨年10月に総連に対する「提言書」を配布した元活動家の高忠義氏は「総連をつぶそうと思っているのではない。本当の在日同胞の組織に戻ってほしい」などと訴えた。また、総連系の学校教師らに対し「拉致被害者を返し、核開発をやめるよう、抗議の声をあげてほしい」と述べた。


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