瞻星臺=編集余話

日付: 2015年11月18日 09時26分

 11月は何かと記念日が多い。11が「いい」と読めることから、例えば9日は「いい靴の日」、16日は「いいいろの日」、29日は「いいフグの日」、「いい肉の日」などとなっている(日本記念日協会ホームページより)▼日本記念日協会によると、11月11日は日本で2番目に記念日が多い日だという。ちなみに1位は10月10日とのこと。同協会では企業が広告目的で定めた記念日などを登録していることから、自然と語呂がよくて覚えやすい日が上位に来るのだとか▼今年話題になったのは「ポッキー&プリッツの日」だろう。「1」の細長い形がポッキーを連想させることから制定された▼日本のある大学では、1111箱を買った学生たちが話題になった。購入が多かった人を発表して競争心をあおるなど、イベントとして成長しつつあるようだ▼韓国では1990年代半ばから「ペペロの日」として一大イベントになっている。今年はやや売り上げは落ちたというが、それでも日本とは比較にならないほどの盛り上がりを見せる▼メディアを騒がせたのは中国の「独身の日」セールだ。たった1日で、年間売上高に匹敵する販売を記録する会社もあるほどだ。やはり中国。スケールの違いは圧巻だ▼国別にみると、中国では韓日の商品が国別の売れ筋トップ3に入った。両国を訪れる中国人観光客も増えている。草の根レベルでは、世にいわれるほど嫌悪の感情はないのかもしれない。この3カ国が「いい関係」になるのはいつのことか。語呂合わせを考えてみる。


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