米ジョンズ・ホプキンズ大の北韓分析サイト「38ノース」は10月28日、北韓が潜水艦から発射できるミサイル技術を開発しているとの推定を提起した。北朝鮮の軍事力に詳しい「オール・ソース・アナリシス」のジョゼフ・バミューデス分析官が寄稿で明らかにした。
バミューデス氏は2010年以降に撮影された衛星写真を分析。その結果、咸鏡南道・新浦市にある造船所近くに、潜水艦に搭載可能な弾道ミサイル(SLBM)技術開発のためと思われる施設があると指摘した。バミューデス氏によると、2013年9月に施設が確認され、今年4月までに完成したと推定している。
バミューデス氏は施設がSLBM技術の開発施設であるとの断定を避けつつ、付随する構造物の大きさなどからSLBMではないかと説明した。ただし、実戦配備できるレベルになるにはあと数年かかると予想している。