韓日米首脳会談が行われていたのとほぼ同時刻の26日未明(日本時間)、北韓軍が中距離弾道ミサイル「ノドン」を2発発射した。韓国軍によると、ミサイルは移動式の発射台に乗せられ、北韓西海岸近くの平安南道・粛川から発射。半島を横切る形でそれぞれ600キロメートル以上東側に飛び、東海(日本海)海上に着弾した。ミサイルの発射実験が半島を横切る形で行われたのは初めてのことだ。
北韓は06年、スカッド、ノドン、テポドンの3種類を発射し、国連安保理の制裁決議によって、ミサイル開発などの停止を求められている。今回の実験はそれに反するもので、韓国国防部は「韓国と国際社会に対する挑発行為だ」と非難している。
安保理は米国の要請で緊急会合を開き、ミサイル発射を安保理決議違反として非難する報道向け談話を発表。追加対応の協議も行うとしている。