【対談】金暎勲 × 洪熒 「再び問う 大韓民国」<中>

反共指導者としての李承晩 マッカーサーらより評価高く
日付: 2013年08月15日 23時45分

李承晩
マッカーサー
 平壌は赤化統一のため、韓米同盟の破壊に全力を傾けてきた。韓米同盟は北韓の攻勢に正しく対処してきたが、対北認識の摩擦と葛藤もあった。北韓の解放と中国との関係を考えるとき、韓米同盟は緊密にならなければならない。
  米国の対北認識は大きく変わった。主に民主党政権で見られたジミー・カーター式の対北認識から大きく脱した。ブッシュ大統領は北韓の核問題に厳しい姿勢を示したが、北韓は6カ国協議の合意文のインクも乾かないうちに合意を否定。米国の北韓に対する認識は完全に変わった。まだ状況に左右されるが時があるが、全体的に見たとき、北韓に対する米国の認識は完全に変わった。
 核実験を3回行って、ようやく平壌の実態を知ったということが問題だ。ブッシュ政権は2期にわたって北の工作に騙されたのに、北韓をテロ支援国リストから外そうと大統領を説得したのは、保守の専門家として知られているホワイトハウスの補佐官だったというが。
  米第8軍参謀長として、カーター大統領の在韓米軍撤退決定に真っ向から反対したシングローブ将軍は、トルーマンに解任された第2のマッカーサーだった。しかし、米議会は、シングローブを支持した。レーガン大統領は就任後、シングローブを麻薬との戦争の総責任者に任命した。米国では東西冷戦40年間で最高の反共指導者として、1位李承晩、2位マッカーサー、3位メンジーズ(オーストラリア首相)、4位トルーマンとなっている。蒋介石は入っていないが、実際に彼は共産党と多くの戦いをした実績がない。ソ連が1945年8月に対日宣戦布告をした際、ソ連の膨張政策を見抜いたのがマッカーサーだった。彼はNATOよりも早く、アジアの共産主義勢力との戦いを主張したのだ。


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