特養の入居待ち、40万人超 倍率3.4倍 

ただちに入所「できない」4万強
日付: 2013年07月03日 00時00分

 厚生労働省の社会保障審議会が昨年発表した資料によると、2011年2月1日の時点で質問に応じた全国の特別養護老人ホーム583カ所の定員は平均66.7人。それに対して227.1人の入居申請があるという。倍率は3.4倍だ。
 2009年に厚労省が行った調査では、全国で入所申込者数が42.1万人となっている。推定では「ただちに入所が必要だが入所できない人」は4万人強に及ぶ。
 厚労省は、「順番が来ても入所しない人」や「入所が不要になっているが名簿に掲載されたままの人」などが含まれていると指摘しているが、今後も増え続けるニーズを許容できるだけの受け入れ態勢は十分には整っていない。


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