核・ミサイル実験 北が追加の実施を示唆

日付: 2013年02月20日 00時00分

 米ジョンズ・ホプキンス大の研究者が、北韓が北東部にある舞水端里のミサイル発射場で、大型ミサイルの発射準備を進めているとの見方を示した。ミサイルの大きさは昨年12月に北西部の東倉里から発射された長距離弾道ミサイル「銀河3号」の3~4倍になると分析されている。研究者のサイト「38ノース」が14日発表した。
 昨夏の台風で施設の一部が損傷したものの、10月から改修が進み、完成は2016年ごろになるとみられる。
 またロイター通信は15日、中朝首脳レベルの関係者の話として、北韓が年内に最大2回の追加核実験を実施する用意があると中国側に通達していたと報じた。関係者は実験の規模が2月12日を上回るものになる可能性にも言及。年内のミサイル発射も示唆したという。
 核実験については韓国政府関係者が、北韓北東部にある豊渓里で核実験の準備が進んでいる兆候を捉えたとの報道がなされている。豊渓里では12日に3回目の核実験が行われたが、準備が進んでいるのは別の坑道だという。


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