私は「主思派」でない「チュサパ」です=編集余話 瞻星台

日付: 2012年10月03日 00時00分

 夏の初め、健康診断で糖尿病になる危険性を指摘された。医師には食生活を改善することに加え、飲酒を禁じられた。友人が糖尿病で苦しむ姿を見てきたこともあり、それまでは人並みに酒をたしなんできたつもりだったが、少なくともこの数カ月はアルコールを口にしなかった▼「チュサパ」は韓国で北の主体思想を信奉する「主思派チュサパ」グループを指す。韓国の各界各層に根付いた「従北勢力」の中心的存在だ。韓国で問題なのは、それを支える親北・反米の左派的風潮だ。大統領選挙でも積極的な活動を行っている。この夏私は「チュサパ」になった。といってもお酒を控える「酒捨派チュサパ」だ。実に健康的な「チュサパ」だ。幸いにも最近の健康診断で数値が改善したため、医師から「ほどほどなら」との許しを受けた。今は少しだけだがビールを飲むようになった。「酒捨派」からの“転向"だ。この場合の転向は誰にとがめられることもないが、度がすぎれば自分の身に返ってくるから気をつけなければならない▼季節は秋。料理も酒もうまくなる季節。呑み屋を見渡すといろいろな「チュサパ」を目にする。酒に酔って醜態をさらす「酒邪派チュサパ」はたいへん迷惑な存在だ。接待だろうか、酒を飲んで場を盛り上げているあの男性は、さしずめ酒に仕える「酒仕派チュサパ」だろう▼酒はうまく飲めば人間関係の潤滑油になるといわれる。人生をより豊かにすごせるよう、酒に感謝する「酒謝派チュサパ」でありたい。あなたはどの「チュサパ」だろうか? 北の主体思想を思う主思派より酒思派チュサパのほうが健康的なのは確かだろう。


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