大韓民国の軸を正さなければならない

韓国の2012年は韓国の未来のための画期的契機にもなり得るし韓国を亡ぼす最悪の厄年にもなり得る
日付: 2012年03月27日 00時28分

李長春
韓国の1952年の1月、今から60年前だ。「6.25戦争」の捕虜を自由意思によって交換するための国連軍側の提案に対して共産侵略軍側は反対した。
筆者はその時小学校卒業直前の子供で、朴槿恵(1952年2月2日生)は生まれる直前だった。朴元淳(1956年3月26日生)と安哲秀(1962年2月26日生)など韓国の2012年政治舞台を賑わす人々が世の中に生まれるのはずっと後だ。
だが、遠い昔ではない。韓国の2012年の「現在」は、1945年の解放と1950~1953年の韓半島戦争などその過去と無関係でなく、韓国の未来のための画期的契機にもなり得るし韓国を亡ぼす最悪の厄年にもなり得る。過去を忘却することは現在を踏みにじり未来を無視することと同じだ。
韓国の生存は一言で途方もない流血の結果だ。韓国は、人類歴史上最悪の第2次世界大戦で戦死した405,399人の米軍と6.25戦争で戦死・失踪した38,445人の米軍および161,300人余りの韓国軍と国連参戦軍などが流した血を以って解放され建国されて生死の境を越して生き残った。
韓国の繁栄は一言で奇蹟の結果だ。韓国は米国で40年間独立運動に献身した-事実上の「米製」-李承晩が建国した直後に残忍な侵略を退けたがために死ななかったし、日本治下で生まれて日本式教育を受けた-事実上の「日本製」-朴正煕が強行した独裁で経済奇蹟を築き上げた。
韓国のそのような正体性がその建国の父とその奇跡の母が譲り残した魂の中で滔滔と流れてこそ韓国の確実な成功が保障される。
韓国の2012年は、韓国の未来を左右する分岐点だ。韓国は2012年にその進むべき正しい道を選べばその未来が明るく開かれるはずで、決して行ってはならない違った道を選べば直ぐではなくてもそう遠くない将来に奈落に落ちる崖に当たる。韓国の未来が2012年の選択にかかっている。
なぜそうなのか? 韓国は一言でその歴史を根本から忘れ黄金万能で道徳不感症を病んでいるため偽りと浪費と放縦を日常行う度が絶頂に達していることが分かっていない。韓国の経済奇蹟とそのいわゆる「民主化」がおよそ600年の間「韓の国」の規律(discipline)として支配した「孔子」を追放したことで韓国の衰退をもたらす道徳的空白が危険水準に近い。義士と烈士の殉国を侮る。
韓国[ROK as a state]は、歴史的な国(a historical nation)だ。韓の国[Korea as a country(韓族の地/韓半島/朝鮮半島)]の中で韓国ほど成功した例がない。韓国はその仏教的・儒教的文化伝統の土台の上に西洋のキリスト教が一部組入れられて経済奇蹟を生んだ珍しい世俗国家(a secular country)だ。
韓国には神が存在しないと言っても過言でない。鬼神を信じるだの信じないと言いながら迷信に脆弱な韓国は-利己的な「われわれ」というものと盲目的「民族」の偶像が好きな-その集団主義・全体主義性向のために狂信に陥る可能性が少なくない。その極端の例が-南韓で「従北」と呼ばれる勢力と北韓の閥族の金哥王朝で-文明国家(civilized nations)の道徳と人倫を無視する。
特に、韓国の政治が-まともに始まってもいない「民主化」を完成したと驕慢に振舞っては- 「わが民族同士」の賛歌を歌い、急増する国の借金でもたらされる国家破産を恐れず嘘と放縦を日常行う。(*左翼政権の)国家権力の横暴と傲慢がおおっぴらに反逆を敢行しては希代の権力型金融詐欺と不法が以前の権威主義独裁を顔負けさせる。
韓国はその物量経済の顕著な指標にもかかわらず、1人当りの国民所得が世界37位に過ぎない国であり、その腐敗順位が世界43位に墜落した中で、有形の快楽に没頭して無形の知的資産と価値を軽視し、ハングル専用による文化的自殺の道を歩んでいる。
大韓民国の脱線がひどい。特にその破産を恐れない無償・福祉と従北の悪霊が大韓民国を劫奪して最悪へ追い遣る兆しだ。
大韓民国は揺らいでいるその軸を正さなければならない。その最悪を予防してその生存と繁栄を図る再建築が急を要する。国家権力の横暴と傲慢を統制し、偽り(falsehood)の追放と法治の確立を通じて大韓民国を真に民主化するための2012年の革命を手厳しく遂行しなければならない。
2007年の大統領選挙は、2002年の大統領選挙の不法と悪徳を抜いた詐欺劇だった。2012年の大統領選挙は2007年大統領選挙に劣らずその上を行く可能性が多い。国事を商売と思い国民を愚弄して国難をそそのかす権力の投機に終止符を打たねばならない。
2012年1月、李長春の《『2012革命』大韓民国<再建築>が急を要する》序文からの抜粋
www.chogabje.com 2012-03-26 13:25

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