国会議員を洞長のように任命する政党独裁!

大統領候補は予備選で選びながら国会議員候補は密室審査で指名する。民主的正当性がない。
日付: 2012年03月07日 10時35分

趙甲済
国民の代表でかつ憲法機関である国会議員候補者を、与野党が共に密室での公認を通じてまるで洞長を任命するように指名している。これは国会議員を党の実力者に隷属させる政党独裁である。このような形で選ばれた国会議員は、憲法や国益でなく党権を掌握した者の顔色を窺うようになるため国会を民主的に運営することができない。

公認権を握った人々によって秋風に散る落葉のように落ちる国会議員の姿が哀れだ。これは国会議員を選んだ有権者への冒涜だ。なぜ現職の国会議員を排除したのか客観的根拠でも提示すべきだしなければならない。こういう独裁的政党の改革なしでは国会はボスの代理戦の様相を脱することができないはずだ。

4年前に筆者が総選挙を前に趙甲済ドットコムに同じ趣旨の文を書いたことがあった。去る4年間韓国の政治が同じレベルで停滞したということだ。40年前の政党の姿とも大きく変わらない。4流の報道機関と3流の政治が、2流官僚と1流の企業家を苛めている国だ。一日でも改革を怠ると滅びるのが企業で、朝鮮王朝の様態を未だ継いでいるのが記者や政治家たちだ。
-----------------------------
政党公認審査制度を廃止しろ!
大統領候補は予備選で選びながら国会議員候補は密室での審査に指名する。民主的正当性がない。
趙甲済(2008-03-14 16:03)
一人の大統領候補を選ぶため1年間近く激しい予備選の過程を経たハンナラ党が、299人の国会議員を密室での公認審査で事実上指名している。統合民主党も同様のことをやっている。国会議員候補はなぜ予備戦で選ばないのか? 10人余りの公認審査委員が決めることが数十万、数百万人の党員が決めることよりもっと賢明だと信じる人がいるなら、彼は反民主主義者であるに違いない。
政党の公認審査制度は廃止せねばならない。競選制度に変えるべきだ。政党の公認制度は、国会議員を公認権者、つまり党の実力者に隷属させる。国会議員は国民全体を代表しなければならない。
地方区の党員たちが競選(予備選)を通じて候補を選ぶためには党員たちが会費を納めねばならない。そういう真正の党員たちを確保していくことは政党が国民の暮らしの中に根をおろす道でもある。党の役員や大統領が公認権を行使する旧習を廃止するのが本当の改革だ。国会議員の公認審査は今回が最後にならねばならない。
非民主的に公認された候補らを分ける責任はもう有権者の任務になった。党籍を参考にしながら候補個人の資質を確かめねばならない。ハンナラ党の左傾的、日和見主義的な候補は左派政党の左傾候補よりもっと危険だ。ハンナラ党が、自らのアイデンティティに違背して支持者を裏切る方向で左傾、日和見主義的人物を公認することに加担した公認審査委員を審判するのも有権者の任務だ。
www.chogabje.com  2012-03-06 21:36

閉じる