韓国の記者たちを辱めたエコノミスト誌の社説

金正日が彼の寿命を全うし死んだのを嘆き政権(体制)交替を強調する。
日付: 2012年01月14日 17時48分

趙甲済
昨日書店で英国の権威ある週刊誌「エコノミスト(The Economist)」を買って社説を読んだ。金正日死亡関連だった。題名の副題からが簡明だった。
「地上最悪の国の政権交替を望むだけでは足りず、計画的に推進しなければならない。」
始まりの文章はこうだった。「正義感のある全ての人々と夥しい犠牲者にとっては、金正日が彼の寿命を全うし自然死したことは本当に間違ったことだった。」
社説は、金正日の悪行を容赦なく批判した。北韓を地獄にしておいて自分は「甘い人生」をエンジョイした者と評した。コニャックを飲み、すしを楽しんで、原爆を開発し、旅客機を爆破して、映画に執着し、南韓の映画監督を拉致した独裁者。エコノミスト誌は金正日には北韓が映画撮影セットだったと表現した。この舞台で彼は神を演じ、人民に彼を崇拝する役をやらせたということだ。金正日は自然死するのに成功しただけでなく少数の支配層を保護し、でぶの息子にこの舞台セットを譲り渡すのにも成功した。
エコノミスト誌は、金正恩が引受けた北韓のジレンマに対して、「開放をしても、開放をしなくても崩壊することになっている点」だと整理した。「何をやっても結局は崩れることになっている」(Their dilemma is that whatever they do, North Korea will eventually collapse)と言った文章が気に入った。これが、中国が金正日に何度も開放にともなう奇跡的な成果を見せても(北が)変化を摸索できなかった理由だったと言った。
この週刊誌は、「慨嘆すべき真実」があるが、それは周辺の国々が金正日殺人政権を支えてあげたことだと言った。中国だけでなく、米国は世界的な危機の再発を防ぐために、韓国は北韓を吸収する時の費用を恐れて、日本は統一された韓国を警戒して、金正日政権が崩れないように動いたと指摘した。エコノミスト誌の社説の結論が感動的だ。
「金氏政権は永遠に持ちこたえることは出来ない。どうすれば政権を交替できるのかの議論を早く開始するほど良い。この地域の安定のためにだけでなく、北韓の忘れられ踏みにじられた人民たちのためにそうである。」
なぜ、こういう社説を韓国の代表的メディアからは読めなかったのか? 理念と道徳の基準が確立されていないと、時流に便乗する日和見主義的論説、読んで見ても何が言いたいのかまったく不明な文になる。金正日政権から大きな被害を被ったこともない英国の週刊誌がこういう憤怒と正義の社説を書くのに、あの悪党によって数百万人の犠牲者を出した韓国の記者たちはなぜ正義が立てられないのか? 奴隷はまともに怒れない人を指す。エコノミスト誌は、韓国の記者たちの奴隷根性を露にした。
エコノミスト誌の社説は、国民行動本部や趙甲済ドットコムの論調と正確に一致する。韓国ではこういう文を過激と批判する人々が保守層や識者層にも多いが英国では常識だ。こういう国が一流国家だ。
エコノミスト誌の社説のような良い文は、健全な道徳性と理念と分別力に基づいてこそ書ける。中道に偽装した日和見主義的な精神構造を持った人は曖昧模糊な文を書く。韓国社会の左傾化と韓国語のハングル専用以後、良い文が消えつつあるのもこのためだ。
www.chogabje.com2012-01-04 11:11

閉じる