犬かきしているハンナラ党

日付: 2012年01月09日 16時18分

柳根一
李明博政権とハンナラ党が自壊現象を表している。現存権力と院内多数党が外からの力で破壊されるのではなく自らの内傷で自滅している格好だ。(選挙管理委員会への)ティドス攻撃、李相得「兄さん」の補佐陣の巨額授受、全党大会でのお金散布醜聞、非常対策委の「保守」綱領削除論難、親李(李明博)系の粛清で見られる慢性的内紛... などがすべてオウンゴール(自殺点)の格好だ。誰も何もしなかったし、何も言わなかった。なぜ周りが黙っているのに一人で発作を起こすのか? 経綸の深い祖先たちが見たら何と言っただろうか? 「なぜ発作を...?」と言ったはずだ。
彼らが自滅の道を歩んでいるのは偶然でない。必然だ。没価値的で便宜主義的考え方を持つ人間たちの砂上の楼閣ががらがらと崩れることだ。目前の浅い利益ばかりを得ようとして、一日も続かない無原則で明け暮れ、その時その時の流行歌の音調にばかり合わせようとして、「強そうな」奴の顔色を窺うのに忙しく、天下には目には見えないが道というのがあることを軽んじた「骨の髄までの浅薄性」がついに素顔を現しているのだ。
こういう部類は左派や安哲秀でなくても真剣な右派によっても当然排斥されねばならない。右派はそれでは「ハンナラ党まで」御終いならどうするのと? そういう話はもうやめよう。一日や二日でもなく人生をにせ物に頼って生きるつもりはやめねばならない。現執権勢力はにせ物だった。模造品だった。模造品のアクセサリをつけてパーティーに行ってばれた格好だった。模造品であることが分かっていながらもしかたなく付けて行ったがこれ以上は駄目だ。捨てねばならない。
奈落に落ちるようになったら落ちる覚悟をするのがUターンする資格のある心構えだ。非常対策委、再創党、刷新、対国民謝罪、公認の総入れ替え、党名の改称、綱領の修正...全部笑わせる話だ。水に落ちて犬かきする格好だ。総てが手遅れだ。そういう話に騙される人はいない。なぜ今やっとあたふたするのか?

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