「祖国を世界5大工業国に育てた既成世代の最後の愛国」

趙甲済記者の釜山月例講座(11月26日、釜山日報大講堂)
日付: 2011年11月27日 21時40分

李庚勳(趙甲済ドットコム インターン記者)
趙甲済記者の釜山月例講座が11月26日の午後、釜山日報社(釜山市東区)大講堂で「2012年選挙の本質」という主題で開かれた。
趙甲済代表は、国連開発計画(UNDP)が最近発表した人間開発指数(HDI)で韓国が15位(2010年12位)と発表されたことと関連して、「朝鮮王朝600年間朱子学に抑えられて文弱になった民族性が、大韓民国建国を通じて自由を得るや、長い間積もった民族のエネルギーが大爆発して60年間で成し遂げた成果」と評価した。趙甲済は、「わが民族の4分の1をなす新羅と伽耶の金氏が、匈奴など北方民族の子孫」と指摘し、「馬に乗って草原地帯を舞台にした野性が、自由民主主義と市場経済体制に接してばねのように躍った」と表現した。
趙代表は、韓国の世界5大工業国の位置が1970年代の維新を通じて生み出した巨大な産業基盤のおかげだと言った。彼は、「サービス業より製造業が重要だ」、「産業、製造業が貧弱では働き口の育成に限界がある」と言った。最近、過剰福祉のため国家危機に直面しているポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインは共通して製造業が脆弱だ。
彼は外国から見れば大韓民国が心配のない国に映るが、内部的には問題が多いと指摘した。趙代表は「高学歴層の20~30代の若者が正確な言語を駆使し礼儀や法を守らねばならないのに、自分たちより学歴の低い両親の世代より(色々な面で)劣る」と言い、「高学歴であるほど偽りの扇動によく騙され、不平不満が多い」と言った。そして、この20~30代に迎合するメディアや政治家も批判した。
「中小企業は求人難で1/4分期に11万人の勤労者を確保できなかったのに、若い層はソウルにある大企業だけにこだわります。メディアは20~30代に一方的に肩入れします。過保護をしています。メディアは若い層に向かって「絶望的だ」、「脱出口がない」というふうな(諂う)文句を用います。甘えて頑是無く、闘志のない若い世代を教え叱らねばならない既成世代が、むしろ若い層の甘えを唆しています。若者の無理な要求を全部呑んで彼らから票を貰うとする大人たちほど醜悪な人はいません。」
趙代表は、民労党(代表李正姫)と国民参加党(代表柳時敏)と魯会燦グループなどが「進歩統合政党」を作ると合意したことと関連して、この統合政党の「綱領」の問題点をいわゆる「保守新聞」である筈の朝鮮・中央・東亜日報も報道しなかったと批判した。自称「進歩統合政党」は、党綱領で「駐韓米軍撤収、韓米同盟解体」を決議し、(国軍の)海外派兵禁止、先制的(一方的)軍備縮小を主張している。
彼は、「50代以上の世代が大韓民国を作った世代であり主人公だから、主人意識を持たねばならない」と言った。また、韓国社会の「腰」に該当する40代を大韓民国の方に立つようにしなければならないとも強調した。40代が左傾化したら国が左傾化するから、40代を注目し彼らを正しく指導せねばならないという意味だ。一方、「20~30代は主人意識は弱く、客人意識が強い」と批判した。
彼は、「従北勢力が(全面に)登場したのが早過ぎた」と言い、彼らの「政権奪取」が難しくなったと言った。趙代表は、「これから1年の時間を上手く活用して反逆的でかつ破倫的な従北勢力の実体を暴けば、若い層を正しい方向へ変化させることができる」と話した。
趙甲済代表は胸の中の憤怒をエネルギーにしようと強調した。
「国がこのように混乱しているのに、政治・放送・新聞が20~30代に一方的に迎合し扇動していることに対して50代以上は怒らなければなりません。怒ることは良いことです。青春とは年齢でなく心で決まるものですから、美しさを見て感心し悪いことを見て怒れば、80代も青春です。
ゲーテの言葉の通り、困難に直面した時、良い考え、良い目標を捨ててはいけません。『素晴らしい大韓民国を作ったから、この素晴らしい国を後世に譲り渡してこそ私が安らかに目を閉じられる』という良い思いを捨ててはなりません。良い考えを胸に抱いて不断に努力しなければなりません。善意を捨てず絶えず努力すれば必ず救われます。」
www.chogabje.com 2011-11-27 16:17

閉じる