金成昱
「参与連帯」は代表的従北団体である「韓国進歩連帯」(以下、「進歩連帯」)と一緒に2008年に米国産牛肉輸入反対のロウソク集会を主導した。「ロウソク集会」を主導した「狂牛病国民対策会議」も「進歩連帯」と「参与連帯」が実務陣を構成し、事務室そのものが「参与連帯」の1階にあった。狂牛病国民対策会議が主導したロウソク集会は、5月中旬以降暴動に発展し、この過程で500人以上の警察がケガをした。
「進歩連帯」幹部らと一緒に「狂牛病国民対策本部」の実務責任者である共同状況室長を務めた人物は「参与連帯」の協同事務局長朴元錫(*右写真)だった。彼は2008年5月24日、ロウソクデモの舞台で「今日、われわれ市民がロウソクを持って青瓦台へ行く。皆さんも一緒に行けるか」と扇動した。この日以降示威隊は光化門郵便局前の車道を占拠する乱動に変った。
朴氏はその後も、「もはや国民は李明博政府を赦せない(・・・)米国大統領とは友人になったかも知れないが、国民を敵に回した。国民とは元に戻れない不和の道に入った(同年6月26日のロウソク集会)」などとロウソク扇動の前面に出た。彼は以降、警察の指名手配犯人名簿に載り、曹渓寺で座り込みを続け、2008年11月6日に江原道東海市のモーテルで警察に検挙された(朴氏は2009年4月17日保釈で解放された)。
「参与連帯」は、2008年9月以降ロウソクデモが沈静局面に入るや「ロウソクの再点火」のために東奔西走した。同年の9月2日、「参与連帯」は自分たちの事務室のケヤキホールで、いわゆる「米国産牛肉の流通阻止および不買運動に力点を置いて全国的な活動を展開する」と言い、「狂牛病安全地帯国民ネットワーク(国民ネットワーク)」を発足させた。これに進歩連帯と緑色連合など25団体が参加した。
「参与連帯」と「進歩連帯」などは同年の9月11日、ソウル市内曹渓寺前の公園でいわゆる「ロウソクシーズン2」を始めると言い、「ロウソク遂行大同広場」を開き、同月の25日に汝矣島公園で「1%李明博政権に立向かう99%国民希望作り」という主題でいわゆる「民主主義フェスティバル」を開いた。
「参与連帯」や「進歩連帯」など団体は、同年10月15日に清渓広場で、「民主主義が後退している」と言いながら、仮称「民主守護、ロウソク弾圧阻止のための非常国民行動」を発足させた。彼らは「力を集めて歴史を逆に取り戻そうとする李明博政府の公安弾圧に対抗しよう」とし、「ロウソクを護り民主主義を守護するために、権力者と市民の中で誰がわが社会の真の主人なのかを明らかにするために、私たちはスクラムを組んで不当な公安弾圧に抵抗していく」と主張した。