日本の狂犬と韓国狂犬=編集余話 瞻星台

日付: 2011年11月02日 15時26分

 日本の右傾化、平たくいえば偏狭なナショナリズムを振り回す発言が、インターネット上で横行している。まさに狂犬を放置しているに等しい危険なことといえよう。「日本の太平洋戦争は侵略戦争である」などという政治家の言葉がテレビで流れたりもすれば、「戦争責任など日本には存在しない」、「日本が朝鮮半島を中国の属国の立場から解放した」といった抗議がテレビ局や政治家事務所に殺到するという▼これと同様のことが文化の面でも起きる。韓国の文化は他国の模倣であるとか、日本に残る韓国の文化が日本固有のものだったと主張する人々だ。確かに韓国で荒唐無稽な主張があるのは事実だが、韓半島由来の文化が、数多く日本に残っているのもまた事実である▼古代にあっては秦氏や漢氏などの渡来人、近世にあっては豊臣秀吉軍の朝鮮出兵で拉致された韓半島の陶工らが日本文化の形成に大きく関与していることは周知のことだ。だからといって、それが日本民族の伝統と文化の独自性を否定するものではない。同根であっても所変われば品変わるのごとく、歳月がオリジナルを異質なものに成長させていくからだ▼一方韓国では、左傾化の狂犬がネット上の仮想社会を自由奔放に、そして無責任に暴れ回っている。政治体制が極端に違う形で出発した南北では、今や生活面ではるかな格差が生じている。政治の目的が国民生活の向上にあるならば、韓国主導での統一こそが最良であるのは誰の目にも明らかであろう。それを頭ごなしに否定するのも危険なことである。


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