羅卿瑗候補は敗北を自認してはならない!

朴元淳側が、出口調査で勝っていることが分かっていながら負っていると嘘をついて得票率を高めたら、これは国民を故意に騙した行為として当選無効が宣告される可能性も排除できない。
日付: 2011年10月27日 03時38分

趙甲済
朴元淳ソウル市長候補側の禹相虎スポークスマンは、26日午後3時50分、市内安国洞の「希望キャンプ」の2階で緊急懸案ブリーフィングをした。
禹相虎代弁人は、ブリーフィングで「午後4時現在、朴元淳候補が羅卿瑗候補に薄氷ながらが負けている」と発表した。彼は、引き続き「今の状況で非常に投票を督励しないと状況が厳しくなり兼ねない」としながら、「キャンプ次元で非常状況を宣言した」と言った。
選管委は10月24日、「一般人が特定候補者への支持や反対を勧誘・誘導する内容でない単純な投票参加勧誘行為は可能だ。ただし、投票参加を勧誘・誘導することだけでも特定の候補者に投票するよう勧誘することに意図されるか認識できる人や政党団体は不可だ」という指針を発表したことがある。
したがって、禹相虎氏の「非常状況宣言」は重大な選挙法違反行為になる可能性が高い。しかも出口調査で勝っていることが分かっていながらも、こういう嘘をついて得票率を高めたとすれば、これは巨大な対国民詐欺劇として当選無効宣告を受ける可能性も排除できない。
この他にも、朴元淳候補は学歴偽造、「野党圏の単一候補詐称」などの疑惑が濃厚で、彼が関係した団体の経理不正疑惑と関連して告発された状態だ。したがって、ハンナラ党の羅卿瑗議員は、選挙の結果に異議を提起したい場合は、開票で負けでも敗北を自認してはならない。関連捜査と裁判の結果を待ってから敗北を認めても遅くない。羅候補が敗北を認めた後、当選無効や選挙無効を要求する裁判を提起することは理に適わない。
2000年11月、民主党のゴア候補は開票で負けたが敗北を認めなかったため、フロリダ州の開票問題を法廷に持っていくことができた。
もし、ハンナラ党が今日朴元淳キャンプがやったことをしたら、左翼が選挙結果に承服するだろうか? 羅卿瑗候補が形式的に、お世辞で「承服」と言うと彼女は従北勢力と戦う資格を失う。そのような闘志では初めから出馬すべきでなかったという非難が浴びせられるだろう。毛沢東は「政治は血を流さない戦争で、戦争を血を流す政治」と言った。韓国政治は本質が理念戦争だ。
ハンナラ党は朴元淳の正体を暴露し違法行為を断罪する闘争を中断しなくてこそ再起することができる。もちろん、理念武装を自ら解除した今のハンナラ党としては難しいことであることがよく分かるが記録として残す。
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朴元淳側の緊急懸案ブリフィング(10月26日の午後)全文
朴元淳選対委で緊急会議を開いた結果、今午後4時現在の状況で朴元淳候補が羅卿瑗候補に薄氷だが後れを取っている。
非常状況だ。そう考えて全地域に緊急投票督励のメッセージを送りました。今の状況で非常に投票を督励しないと状況が難しくなりかねない。こう考えて、キャンプの次元で非常状況を宣言しました。支持者たちが総力で投票に参加してこそ護れるとそう思って緊急会議をしたと申し上げます。
特に、江南の3区の投票率が予想より高く、また、各地方区別にハンナラ党が優勢の地域で投票率が平均的に2-3%高いことを見ると、汎与党支持層が総結集して投票場に出たものと私どもが分析しています。もう4時間しか残っていませんが、今でも非常に動かねば、と考えて対策を議論しました。
前回の選挙でも韓明淑候補が呉世勳候補に0.6%差で僅かに敗北したが、この状態のまま行けば今回の状況も似てくる可能性が高いという判断で緊急会議をしたという点を皆さんに公示します。
以上、禹相虎代弁人の緊急懸案ブリーフィング。
 
学歴偽証より深刻な朴元淳の虚偽事実の掲示:「野党圏の単一候補」
自由先進党は野党でないのか?
金成昱
ソウル市長補欠選挙の公告文とプラカードが街に貼り付けられた。羅卿瑗議員と競争する朴元淳氏の写真の下には「ソウル市長野圏単一候補」と記されている。市内のいたる所のプラカードも同様だ。
朴氏は、民主党・民主労働党・進歩新党など左派政党が候補として出した人物だ。野圏には保守性向の自由先進党もあるがこの政党は朴氏を支持しなかった。したがって、朴氏は荒々しく言えば「左翼の単一候補」、穏やかに言っても「左派の単一候補」だ。
左派の単一候補の朴元淳が「ソウル市長野圏単一候補」と僭称したことは国民への欺瞞だ。詭計(トリック)だ。選管委はこの虚偽事実の掲載を制裁すべきだ。
情けないのは自由先進党だ。自ら支持したこともない人物が「野圏単一候補」と騒ぎ回っているのに抗議すらしない。「野圏」であることを放棄したのか、それとも政党であることを放棄したのか?

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