大韓民国の心臓と脳髄に打ち込まれた八つの五寸釘

反逆的大統領が打ち込んだ五寸釘は愛国的大統領が陣頭指揮してこそ抜かれる。
日付: 2011年10月17日 02時20分

趙甲済
金大中政権と盧武鉉政権が大韓民国の心臓と脳髄に打ち込んでおいた八つの五寸釘がある。
1.金大中政権の「全教組」合法化:未来世代の頭に祖国を憎んで主敵集団には敵愾心を持たないように教育する道を開いた。
2.「6.15宣言」:金正日の対南赤化路線に同調し、親北勢力に体制破壊活動の自由を与えた反逆の免許証である。万悪の根源だ。
3.民労党(民主労働党)と民労総を放置:左派政権は10年間彼らの違憲的、暴力的、不法行動を阻止する責任を放棄し彼らの自由破壊行為を事実上幇助した。
4.「世宗市」建設による首都分割:ソウルの首都機能を弱化させ、戦時の国家指令塔の機能を混乱に陥れて祖国には不利で、敵には有利な状況を作ろうとした。
5.超法規的な過去事委員会ら:大韓民国の弱点ばかりを暴き、確定判決を受けた共産主義者たちまで民主人士と決めて国家的な賠償をさせることで国家正体性を破壊している。
6.韓米連合軍司令部の解体を確定:核武装した北韓軍が南侵する時米軍の自動介入や核の傘を制度的に保障する連合軍司令部を解体することで北韓政権に南侵の誘惑を与える。
7.司法府に反憲法的・反国家的・反公権力的理念を持った判事が布陣するように幇助:彼らは親北主義者や公権力に挑戦した暴力行為者に対して特に好意的な判決を下して彼らの体制破壊行為を激励、鼓舞した。
8.死刑執行の拒否:刑法を改正もせず死刑執行を一件もしなかった。
この五寸釘の共通点は、大韓民国の自由民主的基本秩序を弱化ないし破壊して北韓政権に有利な状況を作る結果を招くという点だ。国家の脳髄に打ち込んだ五寸釘は、敵・味方の識別機能を麻痺させ、心臓に打ち込んだ五寸釘は正義感と愛国心を抹殺する。この五寸釘らは金大中、盧武鉉大統領(左写真)とその側近たちが陣頭指揮したも同然で打ち込んだものだ。官僚たちがやったことでない。
大韓民国の脳髄と心臓に打ち込まれたこの五寸釘らを李明博大統領は一つも抜いていない。左派大統領が打ち込んだ理念の五寸釘は、右派大統領が別の信念の力、つまり自由民主主義への所信の力で抜かねばならない。大統領が国民を説得し覚醒させてその国民が生み出す健全な世論の力で抜かねばならない。
反逆的大統領が打ち込んだ五寸釘は、愛国的大統領が陣頭指揮してこそ抜かれる。大統領は後に隠れて長官や総理をさせてできることでない。五寸釘の核心は理念だ。理念対決を放棄した「中道実用路線」では死んで五寸釘ら抜けない。「中道実用路線」では五寸釘を抜ける良心の力が生まれない。
こういう状況の中でこれら五寸釘をさらに深く打ち込もうとする勢力が選挙の季節に再結集している。

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