何歳からが老人?=編集余話 瞻星台

日付: 2011年10月13日 12時00分

 2日は韓国の「老人の日」だった。以前は還暦ともなると盛大な宴で祝ったものだが、最近では「60からが青春」という言葉が自然と聞かれるようになった。最近KBSが20歳以上の男女約2000人を対象に行ったアンケートによると、「(高齢者は)70歳以上」との回答が42%で最も多かった。続いて「65~69歳」の33%、「60~64歳」の21%だった▼「高齢者に近い人々」を対象にしたアンケート調査では、老人の年齢基準がさらにアップした。今年5月に「シニアパートナーズ」が40歳から69歳までの男女1000人を対象にアンケートを行ったところ、回答者の54・4%が「70~74歳」と回答。14・4%は「75歳以上」と答えた。回答者の7割が、少なくとも70歳を超えないと高齢者ではないと考えていることになる▼今や60歳を超えてから生涯学習施設に通い、コンピューターを学んだり踊りを学んだり、ボランティアに精を出す人々は少なくない。地下鉄やバスで席を譲られると、「私を『おばあさん』と呼ぶのはよして。少なくとも80は超えないと」と断る人もいる▼身体も考え方も若くなろうと努力しているシルバー世代が登場している一方、まだ韓国には、彼らが働ける場所は不足している。退職時期はどんどん繰り上げられ、今日では「サオジョン」という言葉も定着している。「45歳で定年」という意味だ。彼らの中にはその後の人生を過ごす蓄えのない人の方が圧倒的に多い。働ける年齢が70代以上に高まっている一方、半数以上は、老後を生きる経済力がないというのが現実だ。


閉じる