韓国は安哲秀類の「罪の意識」に捕われた知識人が要らない!

今日の韓国は絶対貧困に苦しんだ19世紀のロシアでない。
日付: 2011年09月20日 02時49分

朴承用
ロシアの19世紀後半は、「民衆」が社会的問題の核心だったし社会雰囲気を主導する時期だった。農奴制度は1861年に廃止されたが、少数の貴族や知識人階級と教育を受けられず貧困でやつれた大多数の小作農階級とに両分された社会は事実上そのまま存続していた。
一般大衆から孤立されて錦衣玉食して暮らす貴族や知識人たちは、「罪の意識」に捕われて「民衆」をロシア的信仰の真の所有者として、あるいはルソーの「高貴な野蛮人」として理想化させた。彼らは民衆を教育させて現代化させる運動に献身的に参加したり同情的だった。
1880年代以降ずっとこのような社会的、経済的不均衡は革命的反応を起こし、年月が経つに連れて急進左傾的社会運動へと成長して20世紀初のボルシェビキ革命(共産主義革命)を招いた。
トルストイのような当代最高の知識人も「罪の意識」に捕われて、小作人階級と自身を同一視する心で農民の服を着て農民たちの草刈りに参加し、相続された土地を農民に分けてあげた。彼は当時知識人主導で盛んに行なわれていた「人民の中へ(ブナロード)」運動に参与し、農民教育用の初級読本を執筆したりした。
今日韓国にもロシアの貴族や知識人のように、一部の富裕層や知識人らの中には「罪の意識に捕われて」(韓国の左派らに罪の意識があるかは定かでないが)、民衆を偶像化する左派勢力が相当な勢力を形成している。いわゆる「江南左派」が代表的だ。彼らは世界最貧国から先進富国へ進入した大韓民国で、最も多くの恵沢を受けあらゆる富と名誉を享有しながらも、国家の正統性を否定し大韓民国を「生まれてはならなかった国」と見る「自虐史観」を持っている場合が多い。
韓国最高大学の学部を卒業し韓国最高大学の大学院長である上、企業の社長まで務めた安哲秀は、こういう左派らの(雰囲気作りの)「さくら」の役割を自任してしまった。19世紀ロシアで共産革命を先導した「罪の意識に捕われた」ロシアのインテリゲンチャと同類になったわけだ。
共産主義は戦闘的な狂信者らの独善的で独裁的な思想であり、あらゆることを約束しても実現することは殆どなく無数の命を奪う非現実的で悪魔的な理想主義だ。共産主義の悪魔性は人間の二つの欲望(正義を追求する高尚な欲望と復讐への卑劣な欲望)を刺激するということだ。それによって齎された惨状をわれわれは北韓と中国の例から見る。
ところが、理想郷に到達する革命的近道と言った共産主義は、麻薬のように人々を興奮させ陶酔させて無慈悲で教條的な人々を引き入れ、彼らはMarxのユートピア思想を実践に移す過程で1億以上の罪のない人民を虐殺し、最悪の人権蹂躪と絶対貧困という地獄を作り出した。
今日の韓国は大多数の国民が絶対貧困で苦しんだ19世紀のロシアでない。韓国は労働者や農民も自動車を持ち肥満が怖くて「できるだけ少し食べようと頑張っている」国だ。それで韓国は「罪の意識に捕われた」知識人が要らない。5000年ぶりに初めて富国になった韓国は、再び春窮期のあった時代に戻るのを望まない。事実がこうであるのに、「罪の意識に捕われた」安哲秀があえて政界に登場せねばならない理由は何か?
www.chogabje.com 2011-09-19 11:12

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