東日本大震災の被災者に対し、韓国で支援の動きが拡大している。芸能人をはじめ、スポーツ界、各企業、一般市民、学生、政府、20団体以上が支援を表明。大韓赤十字社は支援対策本部を設置し、募金活動を行っている。
日本向けの募金活動は震災直後から本格的に始まっており、電話の音声自動応答システム(ARS)を利用した募金活動をはじめ、街頭募金、ネットによる募金活動などが続いている。韓国メディアによると21日までに計230億ウォン以上の募金が集まっているという。ネット上でも日本への応援メッセージが多く寄せられている。
日本国内でも個人・企業・行政でさまざまな支援活動が展開されている。
遊戯業大手のマルハンは16日、東日本大震災の被災者に義援金として5億円、従業員募金3000万円、飲料水や食料品などの物資支援とボランティアなど人的支援の実施を決定した。同時に全国各地の営業中の店舗において、客からの義援金募金を4月14日まで行う予定だ。
同社は11日15時に韓裕社長を対策本部長とする緊急対策本部を設置。従業員の安否確認を行い、19日に関連会社を除く全従業員の無事を確認。現在は現地のスタッフを中心に従業員の安全確保と住民の支援に当たっている。
韓裕社長は「我々は地域社会にお世話になっている企業だ。日本中が復興を願う中、微力ながら支援させていただきたい」と話している。
東日本大震災に対する韓国の募金
●俳優のぺ・ヨンジュンが10億ウォン寄付。
●俳優のウォンビンが2億ウォン寄付。
●俳優のイ・ビョンホンが7億ウォン寄付。
●俳優のアン・ジェウクが1億ウォン寄付。
●俳優のリュ・シウォン、ソン・スンホン、チェ・ジウらが2億ウォンずつ寄付。
●俳優のチャン・グンソクが1億350万ウォン寄付。
●俳優のキム・ヒョンジュン1億ウォン寄付。
●JYJエンターテインメント会社(東方神起の元メンバー3人)が6億ウォン寄付。
●BoA、東方神起、少女時代などの所属会社SMエンターテインメントが10億ウォン寄付。
●YGエンターテインメント会社(BIGBANG)が5億ウォン寄付。
●Kリーグ浦項スティーラーズが20日試合(対水原サムスンブルーウィングス)の収益を寄付。
●英プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドの朴智星選手が1億ウォン寄付。
●日本プロ野球オリックス・バファローズの朴賛浩選手が1000万円寄付。
●新韓銀行が8000万円寄付。
●ncソフトの日本法人ncジャパンが5億円寄付。
●サムスングループが1億円寄付。日本サムスン(株)の役職員らが募金1000万円寄付。
サムスン医療奉仕団2医師および看護士11名派遣の準備が整い、現在、日本政府へ打診中。
●大韓赤十字社が毛布・防寒用下着・洗面具など生活用品の救護セット2000個支援。
●アシアナ航空が毛布1500枚・カップめん・ミネラルウォーターなど寄付。
●ゲーム大手ネクソンの日本法人株式会社ネクソン(旧ネクソンジャパン)が1億円寄付。
●現代グループが1億円寄付。
●LGグループが1億円寄付。
●大韓航空がミネラルウォーター(1.5リットル)6万本と毛布2000枚寄付。現地までの輸送費用も同社が全額負担。
●ポスコが1億円寄付。
●カジノ「パラダイスカジノ」を運営するパラダイスグループが約7000万円寄付。
●ハイニックス半導体が2000万円寄付。
●韓進グループが約5050万円寄付。
●ロッテグループが1億円寄付。ロッテ七星飲料が11万7000本の飲料水を被災地に送る。
→詳しい情報は統一日報ホームページ(http://news.onekoreanews.net/)をご覧ください。