北韓はゾンビ集団

国は死んだのに、暴圧体制は維持されている。
日付: 2011年02月15日 15時20分

RFA(金・ヒョンア、大学教授出身脱北者)
「ゾンビ家」
昨年、ドイツの週刊誌Die Zeitに、北韓を極東アジアの「ゾンビ国家」と評した記事が載りました。記事は北韓を失敗した国家と規定し、「北韓という国そのものは相当前に死んだが、(暴圧)体制だけは活発で自らの存在を保っている。北韓の最高権力者たちは、武器、核、麻薬売買、ニセ札の流通などを通じて贅沢に暮らしており、体系的に人質を捕らえ強奪して贅沢な暮らしを維持している」と指摘しました。
 
また、「国際言論に堂々と自慢する核兵器は、外部からの威嚇に対して北韓の生存を保障する一種の保証小切手となっている。また、北韓の脅迫論理は非常に微妙だが、北韓は交渉の前にまず基本的に何かを貰わねばならない。北韓のもう一つの脅迫戦略は、餓死する自分の国民を人質にして国際援助を受けることだ。こうすることで、国際的な食糧援助機構は北韓住民の基本的な食糧は供給し、この結果として北韓体制が辛うじて保てられる」と評価しました。
 
ゾンビとは、死んで殻だけが残ったのに出歩き続いている屍のことを指します。北韓式で言えば生きている屍です。
 
週刊誌が指摘した通り、北韓はすでに死んだ国です。国は死んだのに暴圧体制は維持されている不審な国です。北韓は経済の破産で生存に必要な最小限の食糧も供給できず飢えている国です。また、北韓は住民たちが聞き話し行動できる権利が全くない国です。人々が自らの意見が言えず、自由に移動できず、世界で唯一インターネットが繋がらない、国際社会から自ら徹底的に孤立した離れ島のようなところです。
 
このように死んだ国を維持する主要な手段は、住民に対する強圧的な統制と、核(原爆)をカードとした国際社会への脅迫と、住民を人質にした国際社会からの支援です。
 
ところが、北韓当局は今も住民に世界中の人々が北韓を主体の祖国として敬っており将軍様を世界中が称賛していると言っています。しかし、国際社会で北韓を仰ぐ人々はおろか、金正日を称賛したら正気の沙汰でないと見られるのが現実です。北韓当局は将軍様の無比の肝っ玉と決断力に米国と韓国が怯えているため米や色んな物資を進呈していると言いますが、事実は住民たちが飢えて死ぬのを放置し兼ねて人道主義の次元で援助しているのです。
 
世界中の人々が理解し難いのは、住民たちが飢えており自由や権利なしで生きながら反抗もしていないことです。だが、北韓住民は逆らえない体制で生きています。それで北韓の未来はありません。
 
周辺の国々は、「ゾンビ国家」である北韓の存在で被害を被っているため説得、支援、圧迫など変化を齎すためのいろいろ方法を使ってみたが効果がないため放棄した状態です。
 
今や国際社会は北韓が平和に崩壊するのを待っています。これは不可能なことでありません。体制自体の矛盾と腐敗のため北韓は必ず崩壊します。
 
www.rfa.org2011-02-07

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