趙甲済ドットコム
国家情報院出身者の団体である社団法人「陽地会」が、金萬福元国家情報院長の会員資格を剥奪した。「陽地会」は、1月16日発表した報道資料で、「金元院長が、団体の名誉を失墜させ物議を醸したことに対して、緊急理事会を開いて会員資格を剥奪することにした」と発表した。また、「金元院長が、一部会員たちの抗議に対して、学者的所信云々して弁解だけで一貫している」、「職務上知得した内容を漏洩したかどうかを、関連法規を検討して処罰するよう国家情報院に促した」と明らかにした。
盧武鉉政府の国家情報院長を務めた金氏は、最近日本の親北反韓性向の月刊誌「世界」2011年2月号に、「悪化した南北関係の責任は李明博政府にあり、北側の延坪島砲撃を延坪敗戦」などの内容を寄稿した。(*左写真は金正日に挨拶する金萬福、2007年10月、平壌で)
文化日報1月14日付の報道によれば、金萬福氏は、2007年10月の盧武鉉-金正日会談と関連した本を著述する問題で、国家情報院と衝突していることが明らかになった。国家情報院側は、金元院長が本の出版を強行する場合、「全職員は、在職中はもちろん、退職後も職務上知得した秘密を漏洩してはならない」という国家情報院職員法7条1項を適用して違反可否を検討する方針であるという。