趙甲済ドットコム
国民教材第5号(大動乱前夜の北韓、趙甲済ドットコム発刊)が出た。「大動乱前夜の北韓」に金正日の声を録音した60分間のCDと録音内容、北韓政権の未来に対する趙甲済記者の解説が付いた。
「金正日の肉声CD」は、1978年北へ拉致され1986年北韓を脱出した映画監督申相玉(シン・サンオク)と俳優の崔銀姫(チェ・ウンヒ)夫婦が北でこっそりと録音して持ち出した資料だ。このCDには金正日が自ら語る社会主義批判、「反動分子のような」北韓批判が録音された。
録音で金正日は、「申監督を誘引するため崔先生をこのように連れてきました」、「申先生、あれは全部にせ物や、嘘でやることですよ」、「われわれ(北)が南侵した」など、率直に告白した。
「われわれの社会主義に自らの矛盾…国家が食べさせてあげるから人民は意欲がない…南は大学生なのにわれわれは幼稚園レベル…このままではびりの1位になる」と金正日は語る。
肉声録音を解説した趙甲済記者は、「人間の声には如何なる活字や写真でも伝えられない現場感と人格に対する感じが盛込まれるもの」とし、「金正日の生の声を通じて人間金正日の実体にもっと近付けられるなら、それはまさにわれわれが北韓体制をもっと正確に理解できる道になるはずで、北韓に対する誤判や失敗を減らすのにも役立つ」と語る。
この本には3代世襲を強行する北韓政権に対する趙甲済記者の未来予測もある。
趙記者はこの本で、「金正恩への世襲試み」は結局失敗すると見た。北韓で起きている市場勢力の強化が、金正日権力の弱化をもたらすはずで、この過程で金正日一族は没落すると予測する。
「ヨハネ黙示録とイザヤ書の恐ろしい予言」では、聖書を籠絡し嘲弄した「悪魔」の金正日をサタンの勢力と規定し、700万人の命を奪った金日成-金正日父子の罪悪を告発している。
国民教材(新菊判84ページ)とCDを含む価格1万ウォン
-目次-
プロローグ-世界初の金正日の生の声:反動分子のような北韓批判
1.金正日と申相玉・崔銀姫の対話(1983年10月19日):拉致工作最終責任者の肉声自白
2.金正日と申相玉の電話(1984年7月下旬):「あちらの人々が嫉妬するように」
3.金正日と申相玉・崔銀姫の対話(1984年8月4日):「開放すれば武装解除も同然だが…」
4.金正日と申相玉・崔銀姫の対話(1984年12月31日):「対外宣伝次元で全部持って行きなさい」
5.金正日と申相玉・崔銀姫の対話(1985年1月1日):「南朝鮮の腐った制度を直ぐにも引き受けろと言われても困る」
6.金正日と崔銀姫の電話(1985年9月24日):「記者たち、あいつらは乞食みたいな者ですが」
7.大動乱前夜の北韓(趙甲済)
8.ヨハネ黙示録とイザヤ書の恐ろしい予言(趙甲済)
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