世紀の御笑い、3代への権力世襲ショー

大韓民国と全世界の自由市民たちは、得体の知れない若者が統治する不良国家に立向かわねばならない。
日付: 2010年10月15日 12時54分

李春根
北韓の公式「国名」は、彼らが世界で最も民主的な国であると誇示する。北韓当局が高らかに自慢してきた用語によれば、彼らは世界で最も独立的で堂々とした国でなければならない。北韓は立派な政治体制を描写する最高の用語が全部含まれた「朝鮮民主主義人民共和国」だ。多数が支配するという「民主主義」、国民が主役という「人民」、一人が統治する国でないとの「共和国」だ。いつも主体を叫び自主を叫ぶから、北韓は世界舞台で最も堂々とせねばならない国だ。
 
先月の9月28日から数日間、北韓側が誇示してきた全てのことが真っ赤な嘘だったことを自ら認める巨大な政治ショーが平壌で開かれた。世界の政治史上類例を見られない3代目への世襲後継者を舞台にデビューさせる公式ショーが開かれたのだ。
 
北韓住民が今まで聞いたことも見たこともないから、あまりにも若すぎると言われないように年齢まで騙さねばならない、20代半ばの「ぼってりと太った」青年が北韓の次の指導者だと現れたのだ。 彼は9月28日、自分の叔母で金正日の妹の金敬姫と一緒に「大将」の階級が与えられた。軍隊に務めたことのない女が大将になり、20代半ばの若造が大将になれる国が地球上に北韓の他にまたあるのか知りたい。金正恩は9月29日北韓内権力序列3位程の「党中央軍事委の副委員長」に選任され、30日に写真が公開された。
 
全世界の人々が北韓の政治ショーを見て笑うはずだ。北韓を注視、観察してきた大韓民国国民は、金正恩のデビューショーを「悲しい喜劇」として認識するはずだ。「話にならない」、あるいは「呆れ返る」という話だ。大韓民国に来た脱北者らは金正恩の登場を「呆れたこと」としながら舌を鳴らしている。
 
金正恩は世襲に成功しない
金正恩は、父・金正日が公式には結婚しなかった高英姫(2004年死亡)という女性の次男で金正日の三男だ。金正男と金正哲など正恩の兄たちが後継者の候補から外された理由は、彼らが末っ子の金正恩より果敢でなく柔弱だったためという。それでは金正恩は、チンピラ国家と国際社会から烙印が押された北韓を導くのに最も適合した人物ということか。それで、親孝行かつ年を召した人を敬うふりをして儒教的徳性を誇示してきた金正日が、規則を破って三男を指名したようだ。平壌側はすでに金正恩が金日成と金正日に似た強力な指導者という事実を宣伝し始めた。
 
そうしても、独裁権力の3代世襲が実質的に成功する可能性はほとんどない。20代半ばの金正恩が金日成と金正日が享有したほどの強大な全体主義的独裁権力を掌握する可能性は殆どない。すでに北韓で権力エリートらの間で権力闘争が起き始め、金正恩の権力が強固になるまで面倒を見なければならない金正日は急激に体力を失っている。
 
国際社会支援なしには住民が食べられない人口2400万人北韓を担える如何なる能力も金正恩はせられなかった。北韓経済破綻を救うため、もう一人北韓軍「大将」は要らない。「大将」、あるいは「党軍事委副委員長」という職責は、れた経済を蘇えらせるのに有用性もないはずだ。ここでわれわれは金正日が息子の金正恩後継者と選んだのは何があっても金日成と金正日統治した体制を持続させるためであることが分かる。金正日の唯一の目標は金氏王朝持続だ。金氏王朝改革開放もできず、核兵器の廃棄はもちろんあり得ない。
 
それで金正日までも金日成と金正日にている金正恩をんだ。も同じようなものをせ、ヘアスタイルまで真似させた。対外政策の側面でも強盛大国先軍主義という北韓姿をそのまま維持するため金正恩は「大将」でなければならず、「党中央軍事委副委員長」でなければならないのだ。だが、金正日には不幸であろうが、北韓現代国家としてるために必要なことは決して金日成のような人物出現しないことだ
 
氏王朝確立のための北韓側挑発えてこそ
金正日らは「3代世襲」公式化するため党規約えた。北韓は、民主主義はもちろん、社会主義まで否定する「王朝国家」になった。北韓今回労働党規約の改正で「北韓は金日成のもの」であると公式化した。党規に「金日成朝鮮」、「金日成同志党」との用語使われた。北韓は金日成のものだから、息子の金正日と孫の金正恩権力ぐのが当然強調するのだ。
 
歴史的ると新興王朝権力確立していく方案つが、果敢対外政策展開することだ。北韓も国際社会に向けての第一声が、「して放棄できない」との脅しだった。すでにここ2年ほど続いた北韓対南および対外軍事挑発326日の天安艦撃沈最高潮した。
 
北韓天安艦事件自分たちの仕業でないと否定するが、北韓軍内の隠密な所では天安艦撃沈は金正恩が直接指揮した軍事作戦で、だから金正恩がたとえ年齢が若くても人民軍大将になるのに充分だと言われているだろう。ところが、最高指導者になるためには階級上で「元帥」にならねばならず、さらに二階級昇進必要だ。言い換えれば、昇進のためには功績てねばならず、それで金正日と金正恩親子には23天安艦事件がさらに必要だという意味になる。
 
今や大韓民国と全世界の自由市民たちは、得体の知れない若者が統治する不良国家に立向かわねばならない王朝国家の北韓市民国家えなければならない。2400万の同胞王朝時代奴隷も同然臣民に放置してはならず、王‐個人自分勝手行動できる放置する訳にもいかないからだ。
 
李春根(韓国海洋戦略研究所研究委員梨花女子大学校兼任教授)
 

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