李明博政権の対北政策が金大中・盧武鉉より極悪

「米の加工品も結局は体制維持用」
日付: 2010年09月16日 15時04分

金成昱
米の加工食品は、金正日政権でなく北の住民に配られるだろうか?
 
政府が米
5000支援に続き、米の粉、包装米飯、米粉ラーメンなど、加工食品を金正日政権に支援すると発表された。言論報道(朝鮮日報など)によれば、政府当局者は913日、「水害支援(5000t)の他に秋夕離散家族再会などが終われば追加で食糧を支援せねばならない状況があり得る」と言った。
 
この当局者は、「米は保管期間が長く軍用に転用されやすいが、米の代わりに米を粉にして小麦粉のようにした米粉や包装米飯、米粉ラーメンのような加工食品は長く保管するのが難しいため‘2号倉庫’(軍用米の倉庫)に入れられず住民に配られる可能性が大きい」と言った。
 
政府当局者は米加工品は住民に配られる可能性が大きいと言ったが、これは全く確認されない主張だ。北で「対南部署」に勤めて、現在の北韓問題専門家として活動中の脱北民A氏は、政府当局者の発言に対して「話にならない」と一蹴した。
 
A氏は、「米であれ米加工品であれ、無条件軍や党が分捕り、残りは市場で売って住民を支配し統制する手段になるだけ」と言い、「結局、金正日政権の体制維持用だ」と言った。彼は、「保守の仮面をかぶった李明博政権が、太陽政策を正当化させること、で南北関係の正常化を要求してきた保守勢力を孤立させ、南北関係をもっと非正常にしている」とし、「現政権の対北政策は、金大中・盧武鉉政権の太陽政策より極悪だ」と批判した。
 
 
*写真は対北支援米を持って行く北韓軍

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