「金正銀が現れるのか」に対して賭けた!

二人の脱北者は「党代表者会に現れない」、対北専門家のL氏は「後継者として登場する」
日付: 2010年09月04日 00時26分

趙甲済
明日(9月4日)開幕する北韓労働党代表者会で金正日の息子の金正銀が後継者として登場するのかを置いて専門家たちの間で異なる見解が出ている。筆者は今日二人の脱北者に意見を聞いた。一人は一貫して「金正銀後継者説は南側の小説だ」と主張してきた高位級の脱北者だ。彼は、「金正銀が現れない可能性は200%だ」と言った。彼は、金正日の最近訪中の時も「金正銀を同行しなかった」と断定した人だ。現在としては金正銀が中国主席胡錦涛に会わなかったのは確実だ。北韓労働党の対南工作部署で勤めた他の脱北者のJ氏も、「金正銀が後継者として登場することはないだろう」と話した。
 
二人は、「今回の党代表者会は有名無実だった労働党政治局を再建することが主な目標」と言った。労働党の最高指導機関である政治局を再建し、金正日の退場に備えようとするところに、金正銀を登場させるのは金正日の権威を護るのにも妨害になるだけだという。
 
反面、有名な対北専門家のL氏は、「党代表者大会に金正銀が後継者として現れるだろう。金正日の境遇が苦しいため急いで後継体制を固めようとするだろう。金正日が金正銀を満州へ同行したのは確実だと思う」と自信した。
 
9月4日から7日まで予定された大会に金正銀が現れるのかどうかは、北韓政権の未来を占うのに大変重要な観点を提示することになる。金正銀が今度も現れないと、去る2年間韓国政府と国内外の言論が吐き出した「金正銀後継者確定説」は誤判や誤報になる。この場合、北韓政権は金正日の死亡時今回新しく構成される政治局中心の集団指導体制へ移行する可能性が高くなる。
 
もし、金正銀が後継者として現れれば、北韓政権は新しい時代を迎えることになる。この場合も金正銀が金正日の死後実際に政権を取ることに成功するという保障はない。
 
今日夕食の時四人が「金正銀の出現可否」を置いて2対2で賭をした。 

www.chogabje.com2010-09-03 22:38

*写真は「朝鮮労働党」創建65周年(2010年10月)記念ポスター。


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