もう一人「縁起の悪いアメリカ人」・グレッグの妄言

ロシアが天安艦調査結果を公開すると李明博大統領が政治的打撃を受けオバマが困ると?
日付: 2010年09月02日 22時47分

趙甲済
コリア・ソサエティーの名誉会長のドナルドP. グレッグ元駐韓米国大使は、米CIAの韓国支部長出身だ。彼は自分が金大中氏を二度救った人だと主張する。金大中拉致当時と全斗煥政権の時金大中を救うため介入したという。彼が金大中を救ったという下のMBCの報道内容は途方もなく誇張、歪曲された主張だ。
 
彼は金大中政権の時、ニューヨーク所在コリア・ソサエティー会長になってから一貫して親北的な姿勢を見せている。北韓に行って要人らに会った後は北韓政権を代弁するような発言を何度もした。
 
昨日、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に掲載されたグレッグの寄稿文は、「どうしてこんな人間がCIA支部長と大使を務められたのか」という怒りを催す。彼の見解が私と違うためでない。彼の主張が事実と異なるからだ。
 
彼は韓国の従北勢力が主張してきた「天安艦爆沈事件」に対する根拠のない強情を二番煎じしている。韓国政府だけでなく米国人を含む国際調査団が確定した真実に対して、まだ疑惑があるかのように表現した。彼は、甚だしくは天安艦爆沈に対する韓国政府の調査内容が詳細に公開されないため信じない世論が増えていると主張した。
 
韓国国防部が今まで天安艦爆沈事件に対して本で何冊分の調査報告書と情報を公開し、あまりにも詳細に公開するという批判を浴びるほどだったという事実を無視した妄言だ。
 
彼は、また、ロシアの専門家たちが天安艦爆沈を調査しても公開しなかった理由に対して悪辣な表現をした。自身がよく知っているロシアの人に尋ねたところ、「それを公開すれば李明博大統領に大きな政治的打撃を与え、オバマを当惑させる心配があって」公開されないと話したということだ。
 
今や中国までが天安艦爆沈が北韓の仕業だと話し始めたのに、ロシアが後から「そうでない」と発表したら世界の笑い種になるはずだ。グレッグは、金大中-金正日政権の肩を持ち、事実を歪曲してまで韓国に敵対的な態度を示している。金大中と金正日の側に立てば、その人間が米国人でも必然的に大韓民国に有害な存在になるというのが立証されたわけだ。天安艦爆沈が北韓の仕業であることを信じない「役に立つ阿呆たち」がインターネットでグレッグのこの寄稿文を拡散させている。
 
彼は、オバマ政府の対北圧迫が「20代半ばの金正銀の心に不信感と対米敵対感を植付けるだろう」と言った。まるでオバマが犯人であるかのように言っている。彼は、カーターが平壌に行って北韓の指導者たちに会った時、北側が説明するこの事件の一部始終に対して聞いたはずだと言いながら、こういう旨の文章を付け加えた。
 
<数年に亘って行われた私と北韓官吏たちとの接触で、彼らは自分の政府の立場を説明するのに率直で明確だった。彼(カーター)が北韓官吏たちと交わした対話から得た感じは、オバマ政府の中で見られる現実認識、つまり、北韓に対する制裁と敵対的政策が何の肯定的影響を及ぼせないから、平壌と対話を模索せねばならないという考えと一致するはずだ。>
 
嘘つきの専門家である北韓の官吏たちが率直だと? 彼は韓国の従北勢力と同じごり押しに立脚した用語を選択してオバマと李明博政府を批判した。「天安艦爆沈は北韓の仕業という証拠が無い、オバマと李明博政府の対北圧迫は北側の反発を招くだけだ、したがって対話を模索せねばならない」というのがグレッグの思考構造だ。
 
こういう者が左派政権下でコリア・ソサエティーの会長を務めながら韓米関係に関与した。韓国のための役割だったのか? それとも金正日と金大中のための役割だったのか? 

www.chogabje.com 2010-09-02 11:31

*写真は金大中とグレッグ


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