「縁起の悪い人間」・カーター

彼は1977年大統領に就任するや朴正煕の人権弾圧を批判しながら懲罰的次元で駐韓米軍の撤収を推進したが内外の反対で放棄したことがある。彼が韓半島と関連した役割をなす時ごとに韓国に損害を与えた。
日付: 2010年08月31日 13時08分

趙甲済
クリントン元大統領は、昨年9月17日の夜(現地時間)、米ケーブル放送の「コメディー・セントラル」の政治風刺コメディー番組の「デーリーショー」に出演して訪北秘話を打ち明けた。
「私は笑うことも、しかめることもしないことにした。がらんとした人のように行動することにした。俳優のピアース・ブロスナンが主役を演じた映画・「007オナドデイ」で北韓人が二度の整形手術を受けてイギリスの王のように出たが、(私が)後続作品のオーディションを受けたわけだ。私は、北韓側が私に訪問してほしいと言った後女性記者の家族らの要請によって人道主義的な訪問をした。北韓に侮辱は与えないながらも、だからと言って若い女性たちが単に川を渡ったという理由で12年刑を宣告されたのが当然だと見られないように、威厳のある方法で仕事をしようとしたのが私の行動要領だった。」
 
クリントン元大統領は、在任中元大統領のカーターが北韓を訪問し、金日成と概念なしで接触したことに対して怒ったという。クリントンはそのような失敗を犯さないためカーターとは反対に行動したというのが側近たちの証言だった。
 
金大中と盧武鉉大統領(当時)が金正日と会った時示した行動は、カーターに近い。韓民族に拭えない民族反逆的犯罪集団の首魁と会うという歴史的意味を忘却し、希代の虐殺者と交わりながら幸せな格好を見せたため、反共自由民主主義に立った国民教育はその瞬間崩れたのだ。
 
元米大統領カーターが、また、抑留された米国人に会いに北韓に行くという。彼は1994年金日成に会って金泳三大統領との会談を斡旋したことで(金日成死亡で実現しなかった)、対北封鎖網に穴をあけた。彼は1977年に就任するやすぐ朴正煕の人権弾圧(*)を批判しながら懲罰的次元で駐韓米軍の撤収を推進したが、内外の反対で放棄したことがある。彼が韓半島と関連した役割をする時はいつも韓国に損害を与えた。韓国人の立場ではちょっとひどく言えば「縁起の悪い人間」だ。人権を大事にするという彼は、それでノーベル平和賞も貰った彼は、北韓の人権弾圧問題に対して意味のある発言をしたことがない。彼も、<残忍な者を同情する者は、同情を受けねばならない人々に残忍だ>(タルムード)という部類の人間であろう。
 
オバマ政府と李明博政府の対北政策の基調を見ると、カーターが割り込む余地はないようだが、金正日政権はカーターの親北性向と偽善性、そして言論の健忘症を巧みに利用して、対北封鎖網に穴をあけようとする贋平和攻勢を試みるはずだ。韓国の親北勢力や野党、そしてまぬけな言論がこれに迎合するかも知れない。国民はカーターの動向に対して数日間鋭意注視する必要がある。
 
*1977年5月22日、朴正煕大統領は秘書陣と食事をしながら駐韓米軍を撤収するというカーターを批判した。
<<韓国にどういう人権問題があるのか、とアメリカ人たちに具体的に尋ねると、彼らも答えられません。人権侵害というのは法によらず裁判もせず弾圧することをいうものであって、憲法によって3審を経て、それも公開的に外国記者らにまで傍聴させながら、法を以て確定して処罰するのをどうして人権侵害といえるのかということです。
 
先日、ウルフ議員も、スナイダー大使も、「カーターが言ったことだから、アメリカの面子に配慮してジェスチャーでもやって欲しい」と私に話したが、私にジェスチャーができるのがあってこそやれるではないか。今服役中の人も、前の民青学連事件のように悔い改めて良い人間になれば、赦免もできるということですよ。
 
反体制人々の鼻を高くさせるのは正にアメリカ人たちの所為だ。米国たないとじるこそ服役中の人々えがわるはずで、そうなると釈放もできる。この機会にそういう人々事大根性根絶せねばなりません。外勢依存する根性てなくては自主独立の国民と言えません
 
今までアメリカ反政府運動をした人々李龍雲元海軍参謀総長文明子氏などが言った根拠のない話を米国はそのまま言論に掲載したよ。駐韓米軍東北亜の平和のため至大な貢献をしたのは事実です。まだ韓半島平和定着したのではありません。
 
韓国平和定着するか少なくとも北傀を確実に凌駕するができるまで、駐韓米軍があったい。ところが、らが一方的に撤退するといいました。韓半島安保韓国だけの責任なの? 韓・米両国共同責任です。らが撤退しても、装備を(われわれに)引渡し、空軍力さえ増強すれば、有事にわれわれ力だけでも十分げます。
 
はベトナム事態すでに駐韓米軍の撤収予想しました。あらゆる情勢から見て、北傀南侵しても中国やが兵力支援をしないとます。われわれのくなれば、かえって中国・北傀南侵牽制するはずです。これが正に共産党戦術である。来年フランスから装甲車150導入し、には西海でミサイル試験発射もします。今回ハビブ米国務次官が来るとっていくと脅すでしょうが撤収するなら持っていけ。らが撤収したら、われわれは開発するつもりです。>>
 
理念無知だったカの馬鹿な真似
李明博大統領は、レガン大統領の役割をせねばならない歴史舞台で、カー役をやっているのでないかと自身らねばならない。 [趙甲済2008-03-02,22:50]
 
国際共産主義との対決自由陣営勝利するよう基礎を築いたアメリカのトルマン大統領と、その戦いを仕上げたレガン大統領は、共産主義悪と見理念型の指導者だった。
 
同盟国人権問題は攻撃しながら、それよりもっと酷い独裁体制人権弾圧しては沈黙したカは、理念重要性が分からない偽善者であった。ー大統領は、虐殺者の金日成しては好感しながら朴正熙大統領しては好感を持たなかった。は、朴大統領の「人権弾圧」抗議すると駐韓米軍の撤収計画を強行したが軍部行政府内反発中断した。朴正熙する圧迫が「10.26事件」(*朴大統領暗殺事件)の一つの遠因となった。
 
は、ホメイニの全体主義的抑圧に比べると穏健だったイランのパレビが、イスラム原理主義者ら攻撃苦境たされた時、レビを圧迫し続けてパーレビが倒れるのに一役った。同盟国指導者を捨てたは、ホメイニから感謝表示どころか52大使館職員がイランに人質として抑留される事態に遭った。彼ら救助すると出動したアメリカの特攻隊は、離陸すらできず挫折した。これが1980年の大統領選挙落選させた。同盟国裏切った悪業いだった。の馬鹿な真似はここでわらなかった。
 
同盟国への圧迫政策は、金日成・金正日と1,2うジンバブエの独裁者・ムガベが執権する開き、ニカラグアでサンディニスト共産政権執権する道もいた。
 
の馬鹿な真似は、大統領職から退いた以後いた。1994年米国核兵器開発中北韓政権する封鎖準備している時、突然平壌訪問して金日成と大同江船遊びをやっては「金泳三-金日成会談」のドをって窮地に追込まれた北韓政権を救った。この会談局面1994年の「ジュネ合意」に繋がれたが、北韓政権はこの合意紙切れにして「2次核危機」こした。は、韓国人に何の恨みがあったのか、駐韓米軍撤収計画と金日成の肩を持つことで、2もわれわれを苦しめた。
 
韓国の一部の「民主化勢力」は、こういうカ評価する。指導者理念、つまり共同体利害関係する自覚がまともにできないと、国益ぼし、自身ぼし、どれほど滑稽なことをやるようになるのかをカがよくせている。李明博大統領は、レガン大統領の役割をせねばならない歴史舞台で、カー役をやっているのでないかと自身を顧みねばならない。
 
 
*写真(上から):クリントン元大統領の平壌訪問(2009年)、カーターと金永南(2010年8月)、遊覧船で暴君金日成と交わるカーター。

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