趙甲済
<<(49分30秒)昨年盧統、盧武鉉前大統領の5月23日「みみずく岩事件」の時、ちょうどその後また(*親北・反政府勢力らが街頭へ)繰出してきたではありませんか。ところで皆さん、盧武鉉前大統領が何のため死亡しましたか? 何のために飛び降りましたか? 飛降りたその前日に口座が発見されたのではありませんか? 借名口座が。10万ウォンの小切手が(..?) 巨額の借名口座が発表され..発見されたが、そのためいくら弁明してももう弁明が成立たないのではありませんか? そのためみみずく岩から飛び降りたのです。
それで「特検(特別検事)」の話が出たのではありませんか?「特検」の話が出て「特検」をやろうとしたら、権良淑女史が民主党に話をして特検が出来ないようにするのです。それをやれば、全てが明らかになるからです。このことを、何、検察が不適切に、何、捜査を下手にやったためとか、この政府が弾圧したかのように、そうやってはいけないではありませんか?>>
趙顕五・警察庁長内定者の発言を韓国日報が録取(録音)した内容だ。趙庁長は具体的に話している。確実な情報を持って話す様子だ。検察は、趙庁長が捜査の状況が分かる立場でなかったと言うが、事実と異なる。
警察の情報が最も正確だという話がある。その理由は、情報収集に従事する警察官が多いからだ。検察の捜査チームに派遣された警察官、盧武鉉氏の私邸警備に派遣された警察官らがいたとすれば、彼らは捜査や自殺の状況に対して警察首脳部へ別途に報告することになっている。
筆者も昨年、政府の高位層からこの話と似た内容の話を聞いたことがある。政権の核心部で共有されている情報という印象を受けた。もちろん、盧武鉉氏の自殺のため、秘密資金や仮名口座の情報に対して確認および後続捜査がまともに行われなかった可能性もあるが、趙顯五庁長がウワサを伝えたか作り出した話ではないはずだ。
与野党間の論争は全くつまらないことだ。真偽を確認して国民に報告せねばならない義務があるのは検察や政府、すなわち国家機関だ。私生活の侵犯や安保危害に触れない範囲内でいくらでも真実を確認して公開することができる。それは国家の義務であり国民への最小限の礼儀だ。
写真:盧武鉉前大統領が投身したみみずく岩(上)、趙顯五ソウル警察庁長(下)。