イスラエル、北韓と中東国家間の核協力を憂慮!

ヘブル大学のアロン・レプコウィツ教授、「北韓とイラン、北韓とシリア間の核協力を綿密に注目している」
日付: 2010年08月05日 22時47分

ヤン・ソンウォン(自由アジア放送)
MC:イスラエルが最近北韓のミサイル拡散が中東の安定を害していると非難する中、イスラエル政府は北韓がシリア、イランとの核協力をすることを最も憂慮しているとイスラエル出身専門家が話しました。詳しい内容をヤン・ソンウォン記者が伝えます。
 
イスラエルのエルサレムにあるヘブル大学のアロン・レプコウィツ(Alon Levkowitz)教授は、84日、ワシントンの韓米経済研究所(KEI)が開催した韓国と中東関係関連討論会で、イスラエルが中東地域で北韓の核とミサイル技術が拡散されることに大きい憂慮しており、特に北韓とイラン、そして北韓とシリア間の核協力と関連して最も憂慮し、綿密に注目していると自由アジア放送(RFA)に話しました。
 
LevkowitzMost important thing that Israel is concerned about is the nuclear cooperation with Iran and Syria that will might threat Israeli security.
 
韓半島をはじめアジア専門家であるレプコウィツ博士は、イスラエルが
2007年シリアの核施設を空襲した時、北韓側が自国人犠牲者がいると明らかにしたのは自らシリアと北韓の核協力事実を認めたものと説明しました。
 
レプコウィツ博士はまた、イスラエルは、イスラム武装政派であるハマスとヒスボラが北韓産ミサイルを使っているという確実な証拠を持っているとしながら、このミサイルの一部は北韓の技術でシリアやイランで組み立てられると説明しました。
 
最近、イスラエル政府は、実際北韓の武器拡散を相次いで非難しています。イスラエルの国連代表部は、7月の中旬、国連安全保障理事会の対北制裁委員会に送った書簡で、イスラエルは北韓の拡散活動が中東の安定と平和に及ぼす危険な影響を憂慮すると言いながら、国際社会が北韓の脅威に対処するための努力を強化することを促すと要求しました。
 
去る5月日本を訪問したイスラエルのアビグドル・リーバーマン外相は、北韓とシリア間の協力は大量殺傷武器に焦点が合わされていると指摘し、同月にシモン・ペレス、イスラエル大統領も北韓がイランとレバノン、そしてシリアのための「武器免税店」役割をしていると非難したことがあります。
 
一方、レプコウィツ博士は、イランに対する国際社会の制裁に刺激された北韓が、韓半島の危機をさらに高潮させる可能性もあると付け加えました。
 
www.fra.org 2010-08-04
 
*写真はイスラエルが20079月破壊したシリアの核施設。

閉じる