趙甲済ドットコム
憲法と真実を行動の基準として反共自由民主主義体制を護るため、親北左翼勢力と素手で戦ってきたわれわれ愛国陣営は、李明博大統領が曖昧模糊な中道路線を法治と安保に適用して国家のアイデンティティを混乱に陥れ、最近その延長線上で反憲法的「6・15宣言」の実践活動家を「社会統合首席秘書官」に任命したのに対し深刻な憂慮を禁じ得ないため、われわれの立場を闡明する。
1.遅過ぎる前に朴仁周(パク・インジュ)の「首席」任命を撤回せねばならない。朴仁周は、盧武鉉政権の時、「6.15共同宣言実践南側委員会」の共同代表、「6・15共同宣言実践南側委員会のソウル本部」(以下、ソウル本部と略称)の常任代表を務め、利敵・従北団体などと手を握って「6.15」の国家記念日制定運動、国号(大韓民国)変更運動、イラク派兵反対運動を展開した。朴仁周氏が常任代表だった「ソウル本部」は、「統一連帯」が主軸だった。この団体は、駐韓米軍撤収・国家保安法撤廃運動を主導し、仁川の「マッカーサー将軍銅像」破壊運動も行った。「統一連帯」は2007年の大統領選挙の直前、「韓国進歩連帯」の創設を主導し、「進歩連帯」は米国産牛肉輸入反対のロウソク乱動を起こした。現在の統一連帯の常任議長・韓相烈は、密入北して李明博政府を誹謗しており、執行委員長を務めた韓忠穆は北側の指令を受けてマッカーサー銅像破壊運動を遂行した嫌疑で拘束されて取調べを受けている。
2.こういう背景を持った朴仁周氏を、李大統領が「中道で熱心に働いた人」と言い社会統合首席秘書官に重用したのは重大な誤判であり、憲法精神に違反した行為と見ざるを得ない。愛国勢力は、朴仁周氏を親北・反米活動家と見做さざるを得ないため、彼と協力できない。それでは彼の任務である「社会統合」は、左派統合に変質するかも知れない。国家の高級情報と国防上の機密が集中する青瓦台に、親北反米人士が入ったことは安保問題でもある。天安艦爆沈に対応する対北膺懲に国力と国論を集めねばならない時点で、多数の愛国市民から思想的健全性が疑われる人士を側近に起用したのは、国と大統領のため不幸なことになるはずだから直ちに任命を撤回せねばならない。
3.今回の機会に万悪の根源である「6・15宣言」を公式に廃棄するのが当然だ。金大中政権が現代グループを前面に出して4億5000万ドルを払って買収したのが第一次平壌会談であり、お金を貰って(金大中の)弱点を握った金正日が突付けた「対南赤化戦略文書」に金大中が署名したのが「6.15宣言」だ。「6.15宣言」の第1項は、統一の妨害物かつ民族反逆者の金正日政権を民族統一のパートナーに変身させ、第2項は「連邦制赤化統一」案を事実上受容れた。大韓民国の憲法第1、3、4条は、「北韓労働党政権の解体による自由統一」を国家目標と国家意志として規定しているため、「6.15宣言」の1、2項は明白な憲法違反だ。「6.15宣言」の実践は、韓半島の唯一の合法国家である大韓民国を、反国家団体の北韓政権と同格の地方政府に格下させ、共産主義と自由民主主義をかき混ぜて、終局には韓半島全体の共産化を招くだろう。
4.「6・15宣言」通りにやると、韓国が共産化されることが分かるから、南・北韓の金正日勢力は「連邦制統一」、つまり「南韓赤化」という意味として「6.15宣言実践」を主張しており、朴仁周氏はその運動の核心だった。「6.15宣言」は、憲法の心臓を麻痺させ、国家保安法の相当部分を死文化させ、従北勢力には反逆活動の免許証になって、今日の左翼の勢力拡大を招いた元凶だ。「6.15宣言」後、北韓は核実験と相次ぐ挑発、そして金正日の答礼訪問拒否で「宣言」の全ての約束を守らなかったのに、わが政府は失効宣言をしないため左翼らの悪用を放置している。国憲を遵守し、国家を保衛する任務を憲法から命令された李明博大統領は、「6.15宣言」の廃棄を公式に宣言し、断固として憲法体制を守護する決断を下さねばならない。反逆の「6.15宣言」と大韓民国の憲法は共存できない。
5.李大統領は、理念不在の中道路線を捨て、「5月24日演説」の精神に戻って対北膺懲に国力を集中することを促す。李大統領は去る5月24日の演説で、金正日政権を「テロの主犯、戦争犯罪者、民族反逆者」と規定し、対北膺懲を宣言して愛国市民らの熱烈な歓迎を受けた。血盟である米国が、韓米合同軍事訓練と対北金融制裁の強化で危機に瀕している韓国を助けていることに感謝する。李大統領が憲法と真実の原則に立って国力を動員し国論を集めさえすれば、今回の機会に北韓政権の冒険主義を終わらせられる。歴史を変えられる決定的瞬間に、日和見主義的な中道路線は毒だ。中道路線は経済と福祉には適用され得るが、理念、安保、法治に適用したら価値観の混乱を招いて国民の精神状態を堕落させる。
李大統領が歴史的使命を自覚し、真実-正義-自由を羅針盤として前進すれば、南・北韓の守旧左翼勢力は歴史のゴミ山で投げられるはずで、自由統一と一流国家建設への道が開かれるだろう。大統領の任期が半分しか残っていないから、憲法の原則に立てばレームダックはないはずだ。われわれ愛国陣営が、李大統領に、朴仁周「首席任命」の撤回、「6.15宣言」廃棄、中道路線の修正を要求するのは、憲法に違反してこの歴史的機会を逃すなという衷情からの行動であることを明らかにする。
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朴仁周の首席任命撤回、「6・15宣言」廃棄、
中道路線修正要求国民署名
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