趙甲済
李明博大統領の最近の行動の中で突出した日が去る5月24日だった。彼は、対北制裁を発表する対国民談話で北韓政権を民族反逆集団、戦争犯罪者、テロの主犯と規定した。その時まで、「北韓介入の証拠はない」と慎重な姿勢を維持したが、犯行の物証が挙がるとすぐに態度が豹変し、堂々とした演説をした。私を含む多くの国民が感動した。
ところがその後、李大統領はまた以前と同じ姿に戻った。「それでも中道実用路線は変わらない」と言ってはまた隠れてしまった。特に、地方選挙後はおじけづいた様子だ。当初約束(闡明)した対北心理戦もやっていない。国連安保理の精神病者的な議長声明を「歓迎」した。狐につつまれた気分だ。去る5月24日の演説は偽者の李明博がやったのか?