李春根
5月29日と30日、済州道で李明博大統領、鳩山日本総理、温家宝中国総理の3人が天安艦事態以後に対して協議した。ところでメディアはこれを韓日中頂上会談と表記している。
李明博大統領は法的・政治的に大韓民国の国家最高首脳(Head of the State)だ。すなわち大韓民国の頂上は李明博大統領だ。
日本は立憲君主国(constitutional monarchy)で天皇が存在するが天皇の権力は非常に制限的だ。天皇は日本という国家を象徴し国民の統合をなすための職責かつ人物だ。天皇は君臨するものの統治しはしない。それで日本の総理を日本の頂上と呼んでも何の問題がない。李明博大統領と鳩山総理の会談は文字通り韓日「頂上(首脳)会談だ。
今度済州道で開かれた会談を韓・日・中頂上(首脳)会談と報道するなら中国側参加者も中国の頂上(あるいは国家最高首脳)でなければならない。ところで温家宝総理が中国の「頂上」なのか? 中国を代表する最高首脳なのか?
中国の公式的な政治的位階秩序によれば、中国政治の最高位職責は、中国共産党中央委員会の総書記である。中国の権力序列第2位は中華人民共和国主席だ。現在の中国権力序列1位、2位の二つの職責は胡錦濤(Hu Jintao)が兼職している。
中国の権力序列3位は中国の全国人民代表会議議長、呉邦国が受け持っている。韓国の国会議長に当たる。
4位は中華人民共和国の国務院総理で、まさに今度済州道での韓中日会議に参加した温家宝が受け持っている職責だ。
中国権力序列5位は中国共産党中央軍事委員会の委員長だが、胡錦濤がこの職も担当している。次世代中国の指導者として知らされた国家副主席の習近平(Xi Jinping)は権力序列7位だ。
中国側参席者の温家宝総理が中国の最高位級政治家であるのは事実だが今回の会合を「頂上会談」あるいは「頂上会議」と呼ぶのはどうしても外交慣例に合うとは思えない。
仮に、胡錦濤主席が韓国国務総理と会談をしたら中国言論らが韓・中間に「頂上会談」が行われたと報道するだろうか?
天安艦事件で困惑している中国は意図的に最高位級の一人であるが頂上ではない人を派遣しただろうか? 中国側は今回の会談でもやはり天安艦撃沈事件に関する明らかな返事は回避した。