趙甲済
何度も警告した通り「中道実用」という「詐欺的用語」は、盧武鉉政権を駄目にした「開かれたウリ党」というあの詐欺的党名のように李明博大統領を挫折させるだろう。李大統領が5月24日、金正日政権を「テロ集団、戦争犯罪者、民族反逆者」と規定した立派な演説をするや周りの中道派らが変調を試みていよいよ李大統領から「中道路線は維持する」という約束を取付けた。軍が対北風船(伝単)送りと休戦線上の対北放送を保留するようにしたのも彼らの働きだろう。
対北膺懲策は、「太陽政策に対する死刑宣告」なしでは一歩も進めない。軍隊が後方支援なしで進撃できないのと同じだ。中道派はたいてい「6.15宣言」支持者だ。李大統領が「中道路線を維持する」と言ったのは「太陽政策を維持する」という含意を持つ。
対北膺懲策は世論の支持と大統領の理念的所信があってこそ実行可能だ。投票直前に出た李大統領の中道路線維持発言は多くの保守層を憤激させ虚脱させた。 2002年の大統領選挙の時、李会昌候補が左翼らの「ロウソクデモ」現場をうろつく姿を見せたのが保守層の投票意志を弱化させたのと似ていた。
中道派たちは、李大統領に「天安艦と関連してわれわれがあまりにも強硬に出たため逆風に遭った」と選挙の敗因を報告するかも知れない。
保守層がこのように籠絡されても李大統領とハンナラ党を支持し続けるかどうかはまず李大統領の人事にかかっている。天安艦の爆沈事実を知りながらも「北側の特異動向なし」と国民に虚偽報告をした青瓦台の安保-広報ラインと、中道実用という「詐欺」をもって左・右同居を合理化した政務ラインを交替せねば支持層の離脱は続くだろう。
大韓民国大統領に付与された「北韓労働党勢力の剔抉を通じての自由統一」という憲法上の義務は、中道路線では実践不可能だ。中道路線は本質的に憲法違反だ。憲法と真実を行動の基準とする愛国勢力が、憲法違反行為を黙過するのは自我の否定である。李大統領が憲法精神に戻るのか、左・右の間での綱渡りを続けて落ちるか、岐路に立っている。
国民と国軍は、李大統領と中道論者らが、海軍将兵47人の犠牲が創ってくれた「真実の武器」を「古い刃物」に変質させるかを監視せねばならない義務がある。
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中道実用とは結局祖国に対する反乱だ!
'中道実用'という言葉は言語に対する反乱であり韓国語の破壊だ。国語は祖国と言われる。
実用の行動哲学を盛込んだ言葉が実事求是(事実を尊ぶ)である。現実と事実に基づき正しい路線を追求するという意味だ。
「中道」は左右の間の中立だ。韓半島の現実は冷戦で、休戦(停戦)状態であり、その冷戦の本質(すなわち事実)は、愛国と反逆、真実を偽り間の左右の理念対決だ。「李明博流の中道」は、左と右の統合であるから愛国と反逆、真実を偽りを適当に混ぜておくということだ。したがって、中道は厳格な価値判断を根拠とする「中心」や「中庸」とは全く異なる概念だ。
中道は実用でなく偽善である。「中道実用」という言葉は言語に対する反乱であり韓国語の破壊である。国語は祖国と言われる。中道実用は結局祖国に対する反乱だ。