朴・ジョンウ(自由アジア放送)
アメリカは天安艦事件をはじめ北韓側の続く挑発に対応して韓国との予定された韓米合同軍事訓練の他に追加軍事訓練を実施することを検討中と表明しました。ロバート・ゲイツ米国防長官は6月3日、天安艦事件に対応して対潜水艦訓練を含む追加の合同軍事訓練を米・韓両国が協議中と明らかにしました。
ゲイツ長官は、第9次アジア安保会議に参加するためシンガポールへ行く国防長官専用機の中で同乗した記者たちに、この合同軍事訓練が韓米間の定例軍事訓練に加えて追加で実施されると話しました。
ゲイツ長官は、記者たちに今回の会議で韓国に対する安保公約を再確認すると話しました。
ゲイツ長官:北韓側(の行動)が今までよりさらに予測し難くなったこの時、北側の挑発に直面した韓国民にアメリカの支持を再確認することが重要です。
ゲイツ長官は、しかし、論議中の韓米合同軍事訓練に航空母艦を派遣する計画はないと言いました。ジェフ・モレル国防部スポークスマンも、米航空母艦の韓半島近海派遣が当面はないと明らかにしました。
ゲイツ長官は6月4日、金泰栄韓国国防長官と会談して、天安艦事件以後韓半島に対する米国の安保公約を再確認し、韓米連合訓練など北韓側の挑発を抑止するための軍事措置に関して話し合う予定です。
*写真は韓米の連合火力実射撃訓練(2010年4月15日)