趙甲済
李長春元大使の今日の寄稿文の通り、韓国は戦争のおかげで良くなった国だ。この厳然たる事実を直視せず偽善的名分論で分 別力が麻痺したいわゆる識者らが「万悪の根源は戦争」としながら、天安艦を爆沈させた北韓政権に対しても「武力報復は絶対に駄目」という戯言を言い続けている。
韓国は「太平洋戦争」のおかげで解放された。「6.25戦争」のおかげで韓米同盟ができて強軍が建設され、朴正煕をはじめとする将校団が近代化の主体勢力 になって富国強兵を成し遂げることができた。名分論で暮らしを立てる人間たちがそれでもこの程度に弱くなったのも「6.25南侵戦争」のため全国民が生の崖っ縁に立たされたことがあるからだ。
戦争のおかげを多く被った国であるだけに、戦争の本質を正確に分かる必要がある。特に、国家指導部が、戦争が分からない人々がエリートとして振舞う国は戦争を招く。