「北韓で人権? それは望めないようになっています。それが社会主義制度だから」

「改心を知らない者も赦さねば...平壌の人々は私を非常に信頼する」、所望教会の郭善煕牧師の極東放送とのインタビュー。
日付: 2010年04月19日 07時04分

金成昱
天安艦犠牲者の遺骸が収拾された翌日の416日、ラジオ極東放送の「会いたい人、聞きたい話」に所望教会の郭善煕元老牧師が出演した。郭牧師は、極東放送理事長の金章煥牧師とアナウンサーの金・ソンユンが進行したこの放送で対北支援に対する見解を表明した。
郭牧師は、韓国の宗教人として最初に北韓を訪問し、1990年代初北韓に牛1000匹を伝えるなど対北支援で先に立ってきた人物だ。彼は去年、平壌に科学技術大学を建設したが、学校内に「金日成永生塔」と「金日成・金正日思想研究センター」が設立されたことが分かって論難を呼んだ。
 
郭牧師は、アナウンサーが「北韓人権が改善されてから支援すべきだという見解と、支援が先だという見解が対立しているがどう思うか
?」と訊くと、「それがですね、そう...人権をどう...人権は望めなくなっています。それが社会主義制度だから」と話した後、「人を感動させること、心を動かすことは一夜で出来るものではありません」と言い、北韓の人権改善より対北支援を通じて人を感動させねばならないという要旨で話した。
 
郭牧師は、また腸チフス薬2万名分を北韓に支援した時、北韓当局者が「われわれの社会で医療は贅沢です」と語った経験を言ってから、「宣教は神様がなさることです。それが、私たちは欲しがっている者に与えれば良く、腹がへった者を食べさせれば良く、苦しい者に与えれば良いのです。その次のことまで私たちがやるとしてはいけません」とし、北韓宣教のため信仰の自由を回復させてあげる努力の代わりに無条件の対北支援をせねばならないというふうに主張した。
 
郭牧師は、「南北統一がいつできると思うか?」という質問に、「神様だけがご存知だが」と言い出してからこう話した。
「私たちは心で北韓に対する愛、容赦せねばなりません。私たちは時に(相手方が)自分が間違いましたという時赦します。条件付きで誤りを認めてこそ赦すでしょう? NO、イエス様が、神様がいつそうしましたか?違います。お赦しを請う方法も知らない者を赦し、改心を知らない者も赦さねばなりません。言い換えれば、大したことでもない自尊心、人格、名誉のため多くの場合、すまないという話も言えない。アイエムソリ。一言で世の中が変わります。」
 
北韓の人権よりは対北支援が先で、北韓宣教よりは北韓が欲しいと言えば与えれば良く、北韓が改心やお赦し求めなくても容赦し、愛しなければならないと話した郭牧師は、平壌科学技術大の建設過程での困難を相当時間吐露した。彼は、大学建設に240億ウォンが投入されその中40億ウォンを所望教会が出したと言った後、数人の長老が反対して本当に孤独なプロジェクトだったと話した。だが、郭牧師は平壌科学技術大から将来立派な人材が出るはずと強調した。
 
郭牧師は、「北韓で取調べのようなことを経験したのか(それによって酷い目に遭ったのか)?」という金章煥牧師の質問に対して、それは平壌科学技術大の金某総長の場合だと言った後、自らに関しては「そういうことはありません。私はそういうことはない。私は北韓を分かります。その体制をよく知っています。だから気を付けます。迷いません。そちらの人々は私が好きです。非常に信頼します」と強調した。
 
www.chogabje.com 2010.04.19 02:05
 
*写真は郭善煕牧師

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