国軍を見捨てるハンナラ党

青瓦台がそう注文したのか?
日付: 2010年04月12日 13時51分

趙甲済
国家危機の際ごとに隠れてしまう、有って無きがごとしのハンナラ党、「天安艦の沈没は北韓軍の挑発である可能性が高い」と話す勇気も無い執権与党
(200人近い国会議員中で唯一人も)、こういう集団が目指そうとする先進一流国家とはどういう姿だろうか? 太った豚のような国、それで痩せたオオカミに毎日やられるそういう国ではないか?
 
大統領は職務上言葉を慎重に選ぶべきだとしよう。政治家とは幅が広く許される言論の自由を活用して国民の鬱憤を反映すべきではないか? 国民は怒りや真相を求め怒っているのに、与党の政治家らは約束でもしたように口を閉じている。好奇心もなく怒る気にもならない。傍観者になったハンナラ党は大統領と青瓦台、そして軍隊にかかる負担を少しも減らしてくれない。左派政党だったらこんなに無為に過ごすだろうか? ハンナラ党は、不利な条件でも北韓政権庇護に乗り出した朴智元議員に学ぶべきだ。
 
政権を取った政党が、金正日や韓国内「従北勢力」らの気に押されている格好だ。北韓の「北」の字も発せない。目を血走らせる議員が1人ほどはいてこそ正常な人間集団ではないか?
 
今の時点で最も可能性の高い、北韓軍の魚雷攻撃による沈没と判明される場合に備えた議論も行われてこそ与党と言えるではないか? わが海軍が西海の救助現場で死闘を行う時間をハンナラ党は政治休み期間として楽しんで集団的に休暇に行った感じだ。
 
ハンナラ党議員らの不思議な沈黙は、この集団が大統領と青瓦台の家来という感じを正当化する。ハンナラ党が袋叩きになった国軍の肩を持たないのがおかしい。ハンナラ党議員の中には天安艦の沈没が国軍に責任があるという情報を流す者すらある。北の魚雷攻撃の可能性を主張する国軍が気に入らない青瓦台と呼吸を合わせようとするのかそれとも青瓦台から要請されたのか、それとなく国防長官に恥をかかせようとし、北韓側に免罪符を与えようとする動きも感知される。苦境の国軍を保護しない与党は執権党の資格がない。
 
ハンナラ党議員たちに個別的に会えば良い人材が多い。ところが党組織の中での行動となれば無気力になる。その理由はハンナラ党の退嬰的な組織文化にあるだろう。立派な人も駄目にしてしまう恐ろしい毒性を持ったあの文化を変えるためには、保守層が今度(6月)の地方選挙でハンナラ党を見捨てるのも一つの方法だ。
 

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