厳しい朔風の前で1人示威をするマギ・ドラビング(Maggie Drabing)!

新聞や放送に報道されないことで却ってあなたのニュースとイシューがもっと際立ちます!
日付: 2010年01月15日 22時05分

柳根一
ひどい爆音を出すイシューが、実は政治家たちの野望が惹き起こす「銅鼓の音」に過ぎないことが多い。反面、政治家もメディアも注目しない一つの小さい声が人間存在の本然の渇きを代弁する場合もある。
 
「清渓川広場」で一人で立って、厳しい北風の前でその軟弱な一身を現した1人示威者の「マギ・ドラビング」嬢。彼女は、北韓の地へ殉教に入った「ロバート・バク」の救命のため、北韓人権を訴えるため、そして「沈黙を強いられる人々の声(voice of the voiceless)」になるため、そこに立った。
 
正義、真理、真実、事実を代弁すると自ら自任するどんな政治家も、政党も、社会団体も、メディアも、彼女を注目しない。だからと言って、彼女の行為がイシューでないのか? いや、反って如何なる騒々しいニュースより彼女の孤独な叫びこそものすごいニュースであり、イシューだ。誰かが見つめようがしまいが宝は自ら光を放つものだからだ。
 
扇動、宣伝、ショー、パフォーマンス、広告、メディアプレーなどを必要としない、自信満々の良心の声、これはビラドの尋問に沈黙で一貫されたイエスの「一人示威」以来、本当に歴史を変えるエネルギー源だった。彼女の一人示威に比べれば、あの政治屋ら、野心家たち、「言葉」の市場の巧言令色ら、芝居屋らの3流演劇こそ、如何に無価値で汚いか?
 
美しい世の中を作るのは何人の義人と言われるが、本当に虚言でない。美しい人・ロバートの友人である美しい人・マギ・ドラビング嬢、あなたは今ものすごいニュースとイシューを作り出しています。新聞や放送に報道されないことで、反ってあなたのニュースとイシューがもっと際立ちます。頑張れ!
 

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