梁・ジョンア(デーリーnk)
金大中、盧武鉉政権の8年間、南北離散家族の「対面」行事に1兆7489ウォンが支出されたことが分かった。南側の離散家族1人が北側の家族に会うのに10億4000万ウォンが支払われたわけだ。
10月6日、国会外交通商統一委員会の鄭玉任ハンナラ党議員が公開した国政監査資料によれば、統一部は南北協力基金白書を通じて、2000年から2007年まで1万6212人の離散家族が対面し、これとは別に、今年の金剛山での対面を通じて851人が別れた家族に会ったと発表した。
鄭議員は、ところが、この数値は北側の対面申請団はもちろん、同伴家族や対面申請者が会った知人などを全部入れた数字で、金大中-盧武鉉政権の時、わが側の申請者の中で実際別れた家族と会った数字は1681人に過ぎないと指摘した。また、対面申請者の中で1回に100人程の人員が選ばれるため、離散家族対面申請者は現在8万6352人で、対面競争率は860対1を上回ることが明らかになった。
特に、「北韓側が米と肥料の支援を離散家族の対面と連係させたため、政府は2000年から2007年まで米や肥料の対北支援、金剛山面会所の建設、行事経費などで総1兆7489億ウォンを離散家族対面と関連して支出した」とし、「対面申請者1人が北側の家族に会うのに10億4000万ウォンがかかった」と鄭議員は指摘した。
鄭議員は、「政府はイベント性の行事に執着せず、同じ費用をかけても全面的な生死確認作業、高齢の離散家族の故郷訪問事業などを推進して、離散家族たちを実質的に助けるべきだ」と強調した。
又、「離散家族たちは、対面行事の競争率があまりにも高くて、民間団体や現地のブローカーを通じて家族の生死を確認している」、「民間団体の助けは現実的な代案ではあるが、民間のブローカーらが乱立して詐欺の被害はもちろん、離散家族らの身辺安全が問題になり得るだけに、政府の格別の関心が必要だ」と促した。