北韓社会は今や東ドイツの崩壊前夜と同じ状況

12人の朝鮮族中国人の証言、「気を許せる親戚同士では、金正日が死んでこそわれわれが生きる!」
日付: 2009年09月18日 01時03分

剣とペン(趙甲済ドットコム会員)
この頃、韓国にも朝鮮族中国人たちがあふれ出る。延辺、ハルビン、青島、瀋陽などから韓国にお金を儲けに来たこの朝鮮族中国人たちは、韓国語も上手いため人気が高い。特に、21世紀は中国の世紀になるという考えを持った親たちは、1ヶ月に180万ウォンを払っても中国で大学を卒業した家政婦らを青田買いのように探す。
 
彼らの中には、一定期間を北韓で仕事をしたか、知り合いを訪問した人々も本当に多い。彼らと直接話をして見た人々が確信するようになることが一つある。北韓も本当に遠くないんだな!
 
偶然の機会にこういう朝鮮族中国人らとたくさん話すようになった。大部分が韓国でお金を稼いで、中国に家を何軒も所有し、大きなビルディングまで所有している「財閥級」の朝鮮族中国人たちだ。子供を留学させるため、あるいは家を買ってあげるため、仕事を続ける場合がほとんどだ。
 
食堂、工場、ホテルなどで汚くきつい仕事を厭わない彼らを無視してはいけない。
分かって見れば、韓国人の雇い主たちよりも、彼らがお金持ちだから、彼らの前でお金の自慢をするか、先進国だと威張ったら後で途方もなく笑われる。彼らが異口同音に言うことがある。
 
「韓国の政治家たちや大学生の中で北韓を良く言う人々は、北韓へ必ず一度行ってみるが良い」
「韓国に最初来て大学生らがデモする時のチラシを偶然に読んであまりにも驚いた。その子(大学生)たちは必ず北韓へ行ってみなければならない」(1989年、離散家族対面ケース-KBSの主管-で韓国を訪問した朝鮮族中国人女性。この女性は北韓でも居住した経験があった。)
「北朝住民たちも、TVやラジオなどを隠して持って、南韓放送をたくさん聞いたため、世の中の事情がよく分かる」
「気を許せる親戚たちが集まれば、金正日が死んでこそ、われわれが生きる。早く死なねばならない。暗殺でもしなければならないという話がいつも出る」
「北韓住民の大部分が表では静かだが、内心は北韓(金正日)政権が崩れるのを願っている」
 
一人、二人がこういう話をすれば、本当かなと思うだろうが、会う朝鮮族中国人が全員同じ話だ。東ドイツの崩壊前夜と同じ状況が現在北韓で進行しているのだ。差があるなら、東ドイツよりははるかにゆっくりと、静かに、知らず知らずに進行しているという点だけ。私は馬鹿みたいに、このように何度も訊いては、何度も同じ答を聞いてから止めた。
「北韓ではラジオやTVを持っていても、チャンネルを固定させるか、北韓放送だけが聞けるようにするため、韓国放送が聞けないと知っていますが」
 
今や馬鹿な質問だったことが分かったが、北韓で仕事をしたか、北韓を訪問したことのある朝鮮族の中国人たちの一様な返事は次のようだった。
「誰がそう言いますか? 北韓の辺境の山奥でもラジオやTVを隠して置いて南韓放送を聴く人が多いです。私の故郷の青島でも韓国放送が全部見られるのに、北韓で見られないでしょうか? 北韓の人々がバカだと思いますか? トウモロコシのお粥やトウモロコシなん粒で延命する人々が、自分たちが悲惨に生きていることすら分からないなら、北の人々が人間ですか? 何の考えもない牛や馬でしょう。」
 
「それではこれからどうなりそうですか?
「それはよく分かりませんが、金正日が死ねば北韓もかっと完全に変わると思います。金日成、金正日に完全に呆れ果てて、もはや世襲は全然受けられないでしょう。世襲に相応しい息子もおらず、開放しないと皆死ぬのに、開放せずに耐えられますか? 金正日が死ねば。」
 
このような対話はほぼ十二回程(12人の朝鮮族中国人と対話)繰返された。韓半島の未来を「一定部分」は楽観できる理由だ。
 

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