「国葬」決めた李大統領の汚い計算(下)

名誉を失った大韓民国
日付: 2009年08月26日 00時00分

 李明博大統領が、憲法精神と慣例を無視して、国家反逆犯罪の前歴者であり、「対北不法送金事件」の総責任者で、「6・15反逆宣言者」かつ「北核開発」支援容疑者の葬式を国葬で行うと決めた。

 大韓民国の正統性とアイデンティティーと正当性を、大韓民国の代表である者が崩してしまったのだ。金大中―金正日勢力に好感を買い、自分の人気を高め、退任後の安全を保証されるための計算のようだが、これは致命的な誤った判断であることが明らかになるだろう。

 金大中氏への絶対支持者より、絶対反対者が2倍以上多い。彼らの憤怒は、李明博大統領への拒否運動として現れるはずだ。国葬ボイコット運動も起きる。弔旗を掲げない、弔問拒否運動が広がるだろう。この運動は、金大中拒否運動というより、李明博拒否運動という性格がもっと強い。

 李大統領と愛国勢力はもはや敵対関係に変わる。彼の支持基盤の慶尚道から、最も激しい反李明博運動が起きるだろう。

 

 李大統領は、昨年「建国60周年」の記念演説で、建国の主人公である李承晩とアメリカに対する言及を省いた。左翼らに対する秋波だったはずだ。そういう李大統領は、建国大統領も死後、家族葬で葬儀を行った事実をよく知りながら、国家反逆の前歴者を国葬で待遇するという恩知らずの自己否定の決定を下した。彼が言った中道実用の実体は、国家反逆勢力に対するへつらいであり、原則の破壊であり、汚らしい計算であることが今度の決定で暴露された。
 
 
 今回のこの決定は、李明博大統領を政治的に、人間的に、道徳的に、歴史的に破滅させるはずだ。誠実な国民、法を遵守する国民、兵役を全うした国民、税金を誠実に納めた国民を無視し、馬鹿騒ぎや反逆勢力に屈従してきた李大統領は、沈黙する多数を無視し裏切った代価を払うだろう。

 誠実な国民も、これからは組織的に抵抗するだろう。保守的な50代以上の有権者が全有権者の約40%であり、投票者の中では約50%を占める状況で、李明博大統領の今回の決定は、政治的自殺行為になるだろう。

 建国大統領を無視し、「反建国」大統領を優待した李大統領が、大韓民国を裏切り、大韓民国の核心価値を売って、大韓民国の名誉を傷つけた罪の代価を払うようにするのが、韓国の愛国勢力の再生への道になる。これからは、愛国勢力が理念的背信者の李大統領を相手に、左翼らよりもっと苛酷な批判と暴露を展開する。

 
 

 530万票の差で自分を大統領にしてくれた有権者たちの熱望を、こういう形で裏切った人が良い生を送れる国を、子孫らに残すわけにはいかない。

 国家と団体を分別できない程度でなく、大韓民国を反逆集団よりもっと虐待する者が大統領になる国を譲り渡すわけにはいかない。

 公権力の象徴である警察を、左翼暴徒らから毎日殴られるようにしても恥とも思わず、腹立たない人が大統領である国は、太ったが精神は病んだ「太った豚」の国になってしまう。太った豚がやせたオオカミに食われて死なないためには、敵や悪を相手に戦うことを拒否する将帥を先に斬らねばならない。

 現代建設の会長は、自尊心を失ってもお金さえ儲ければよいが、国家は自尊心と名誉を失えばすべてを失う。自尊心のない、奴隷根性の大統領のため、今日、大韓民国は名誉を失った。

 

 


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