「金正日国防委員長」という表現の毒性

国民の愛国心、正義感を破壊する毒劇物的言葉を拡散させる記者たちをどうすべきか?
日付: 2009年07月26日 17時18分

趙甲済
ニューヨーク・タイムズは、カンボジアで数百万人の罪のない国民を虐殺した共産軍指導者のポル・ポトに関する記事を書く度に、定冠詞のように「100万人以上の人々を殺した」という表現を付けた。
 
韓国の言論は金正日の名前の前に「数百万人の住民が餓死するように放置した」という表現を義務的に付けねばならないという話だ。韓国の言論は逆に走っている。「金正日北韓国防委員長」と書く。この表記は論理的に間違っている。北韓という言葉は大韓民国の北半部の領土という意味だ。したがって「北韓国防委員長」とは、大韓民国所属の国防委員長という意味になる。これが常識的な表現なのか? ただ「金正日国防委員長」とだけ書けば、大韓民国を治める国防委員長という誤解を招く。
 
誰かが金正日を北韓地域担当の国防委員長に任命でもしたということか? 父とともに700万人(その内600万人は同族)の命を虐殺した者に、「委員長」という呼称をきちんと付ける真心はいったいどこから来るものだろうか?
 
一つ、記者たちに正義感がない。
二つ、記者たちに人間愛がない。
三つ、記者たちに憲法精神がない。
四つ、記者たちが怖気づいている。
五つ、記者たちに自尊心がない。
六つ、均衡感覚がない。数百万人の虐殺者を「委員長」と呼びながら、李承晩と朴正煕を独裁者と呼ぶ者たちが記者の仕事を務めている。
 
「金正日国防委員長」という表現は、韓国人の愛国心と自尊心と正義感を破壊する毒劇物的表現だ。国民は、精神的毒劇物を拡散させる言論に対して視聴拒否、購読拒否などを行う義務と権限がある。
 
www.chogabje.com 2009-07-26 08:37

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