趙甲済
今日(6月5日)午前、ソウル鍾路区旧基洞の「以北5道庁」で開かれた講演会に講師として行った。一千万離散家族委員会の李相哲委員長からあきれた話を聞いた。
彼は、左派政権が離散家族の対面(面会)をイベント性行事として悪用したと批判した。
「今まで1,600人の離散家族が在北家族と会いました。これを実現させるため韓国政府が北韓側に支援した金額は、約1兆6000億ウォンです。一人が一度会う代価として10億ウォンずつ支払ったという計算です。そのように一度会った後はまた連絡が途絶えたため、苦痛が加重されます。12万5,000人の離散家族がまだ対面を待っています。このような形に進められると500年を待たなければなりません。待っている間すでに3万5000人が死亡しました。」
李相哲委員長は、離散家族問題を北韓人権問題として国際社会に訴える方向に定めていると言った。昨年は代表団が国連に行って訴えたという。
金正日政権は、世界で最長期間、最多の人員を離散させ、生死の確認にも応じず、少数の人員を選んでは動物園式の対面をさせてあげてはお金を搾取する反人類犯罪を犯している。「6.25戦争」の時、38度線を越えて離散家族になった一世らは約30万人ほど生存している。子孫たちまで含めて約860万人を離散家族と分類する。
私は、講演を通じて、このように多くの人々に血の涙を流すようにした金正日が死ぬ前、大量虐殺、反人類犯罪、戦争犯罪の嫌疑で国際刑事裁判所に告発しようと主張した。
金正日政権が、動物園式の対面で韓国から取上げた10億ドル以上の金品は、核とミサイルの開発に費やされたはずだ。離散家族の恨をこのような籠絡した者らをどう膺懲したらいいのか? 寝れない。